羽後高校では現在、地域について知り地域について考える総合的な学習の時間「羽後学」が実施されています。羽後学では、生徒たちがグループごとに分かれて様々な形で地元への意識を高めています。今回はそんな羽後学の活動を少しだけご紹介。
高校生が地元と向き合う「羽後学」の一幕。
11月18日(木)、羽後町役場の議場に集まったのは羽後高校2年生の有志9名。「羽後学」の時間を活用して、町の課題解決や魅力向上を目的に副町長・議長・議員へ政策提言を行いました。生徒たちから提案された政策はそれぞれ「名産品」「観光振興」「ふるさと納税」の3テーマについて。具体的には下記のような案を提言しました。
【名産班】〜食を通じた魅力発信を〜
・羽後町産の米粉と羽後牛を使用したバーガー開発の提案
・羽後町産の米粉を使用したうどん開発の提案
・羽後町産のネギと羽後牛のチャーシューを使用したラーメン開発の提案
【観光振興班】〜若者目線での集客施策を〜
・有名チェーン店を集めたフードコート整備の提案
・ITやデジタル事業推進の提案
・ドローン撮影を活用したSNS発信の提案
【ふるさと納税班】〜新たな返礼品の開発を〜
・あきたこまち12ヶ月定期便の返礼プランを提案
・西馬音内盆踊りグッズセット(雑貨ではなくパーカーや靴下など日常使いができるもの)の返礼プランを提案
・羽後町詰め合わせセット(羽後牛・スイカ・ブラックきゅうり・羽後麦酒・まんじゅう・そばなど)の返礼プランを提案
・みはらし荘の雲海命名権の返礼プランを提案
高校生からの提案を受けて議員からは、「素晴らしい提案」「理想だけでなく実現に向けた具体的な動きが必要」「高校生がはさがけしたお米を返礼品にしてはどうか」といった様々な意見が。こうした議員の方々の声に対し、生徒たちは時折返答に悩む様子を見せながらも、終始頷きながら誠意ある姿勢で受け答えしている姿が印象的でした。
生徒たちはこの後、今回の議場での経験を活かし提案した政策についてさらに突き詰めていくとのこと。政策実現に向けた生徒たちのますますの活躍が楽しみですね。今後の「羽後学」の活動も要チェックですっ!
…………………………………………………………………………
記者:UGONEWS編集部