1月24日(水)、羽後町の中央公民館(コミュニティーセンター)の調理室でイタリア料理教室が開催されました。公民館事業である料理教室のひとつで、町内から集った10名が本格的なイタリア料理に挑戦しました。
第1の皿・第2の皿・デザートの合計3皿を料理
講師を務めたのは、湯沢市でイタリア料理店「IL TRULLO(イル・トゥルッロ)」を営む南イタリア出身のカルダルーロ・フィリッポさんと、羽後町出身の大坂紀子さん。2005年に湯沢市でお店をオープンし、羽後町でも料理教室の講師を何度も務めてきたおふたり。コロナ禍を経て、3年ぶりの開催が実現しました。
イタリア料理は前菜+第1の皿+第2の皿+デザートの4皿で構成されており、今回料理するのは前菜を除いた3皿。フィリッポさんがイタリア語と日本語を用いて解説を行い、大坂さんが翻訳と解説を担います。それぞれのテーブルで会話を楽しみながら、賑やかな雰囲気で進んでいきます。
Gnocchi di patata con funghi misti(きのこのポテトニョッキ)
1品目はニョッキ。ニョッキはパスタの一種で、イタリアの家庭ではスーパーマーケットなどで成形されたニョッキを購入し、家で茹でて食べるのが一般的だそう。今回はジャガイモを茹でて強力粉などと混ぜ、成形するところから体験しました。
Involtini di carne di maiale con la salsa di porro(豚ロース肉のインヴォルティーニ ネギソース)
2品目はインヴォルティーニ。インボルティーニはイタリア語で「巻く」「包む」といった意味の言葉。その名の通り、今回は豚ロース肉でチーズを巻いてネギのソースで味付けをしました。他にも、イタリアの家庭では豚肉や牛肉などにチーズやパセリなど様々な食材を巻き、焼いたり煮込んだりして食べるそう。
Sporca muss(カスタードクリームのパイサンド)
スポルカムスは、シェフのフィリッポさんの出身地であるプーリアで親しまれているデザート。カフェやピザ屋さんなど、様々な料理店で手軽なスイーツとして提供されています。今回はレモンの皮で香り付けしたクリームを、オーブンでこんがり焼いたパイに挟んで仕上げます。
最後はお皿に盛り付け、席について実食!
ポテトニョッキは柔らかく、きのこのしっかりとした食感と絶妙にマッチ。インヴォルティーニはシンプルな味付けながら、噛むほどに深い味わいが広がります。パイサンドはサクサク食感に、カスタードクリームのレモンの香りと濃厚な舌触りがクセになるデザートです。
参加者の1人は「以前自宅で作ったニョッキに比べてとても美味しくできた」と嬉しそうな表情。別の参加者は「受付が始まってすぐに参加を申し込んだ」といい、料理教室を終えて「夕食の参考にしたい」と語ってくれました。他の参加者とテーブルを囲み、一緒に作った料理を楽しめるのもこの料理教室の魅力のひとつです。
次回の料理教室は2月21日(水)で、参加者募集は締め切り済みとのこと。今後の公民館事業の告知については、毎月発行されているうご広報をご確認ください!
【問い合わせ】
羽後町 中央公民館
住所 秋田県雄勝郡羽後町西馬音内字本町23
TEL 0183-62-1128
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イタリア料理店「IL TRULLO(イル・トゥルッロ)」
住所 秋田県湯沢市岡田町12-17
お店のサイトはこちら
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UGONEWS編集部(地域おこし協力隊|岸峰祐)