2024年10月より羽後町で新たなテニス教室がスタートしました!対象は中学生以上で、クラスは毎月2回、第2・第4日曜日の午後に行われます。UGONEWSでは10月13日(日)に行われた初回の教室を訪問。テニス教室の講師を務める今野(こんの)さんのプロフィールや、硬式テニスの魅力を徹底取材しました!
《硬式テニス教室》
期間:令和6年10月13日〜令和7年3月23日までの毎月第2・第4日曜日
時間:午後1時〜5時
会場:羽後町介護予防拠点施設(むかしがたり館隣の室内コート)
会費:1000円(12回分)
*会費のほかに施設利用料が1回100円かかります。
主催:羽後町スポーツクラブ
指導者:羽後町テニス協会会員
準備するもの:①運動できる服装、②シューズ(できればテニスシューズ)、③タオル、④ドリンク(水など。施設内に自販機がないため。)、⑤ラケット(貸出も可能ですが、持っていたら持参してください。)
その他:傷害保険には各自、加入をお願いします。
申込:羽後アリーナ(総合体育館 Tel 0183-62-1323)/羽後町テニス協会(今野 090-9033-0965)
受付期間:教室開催期間中であれば、随時受付。
羽後町の知られざるテニスコート、発見!
硬式テニス教室の会場となるのは、「羽後町介護予防拠点施設」。羽後町三輪地区から湯沢市に向かう交差点の手前にある、民話伝承館「むかしがたり館」の横だと聞き、向かってみました。一見お固い名前の施設ですが…
一歩足を踏み入れるとビックリ!立派なテニスコートが現れました。
羽後町介護予防拠点施設は、高齢者の生きがいや健康づくり、世代間交流による町民の健康増進を目的に建設された施設。豪雪地帯の羽後町で年中スポーツに取り組める拠点とあって、町のニュースポーツ教室、スポ少の野球やホッケー、中高生のグランドゴルフなどの屋内練習にも使用されているそうです。
どこにいてもテニスで繋がれる、それが魅力
テニス教室の講師を務めるのは、羽後町テニスアカデミー(通称:UTA)の会長を務める今野さん。これまでも、県外や湯沢テニスクラブなどで、プレーヤーとして各種大会に参加しながら指導も行い、今は横手高校のテニス部の外部コーチも務めています。4年前の2021年には羽後町テニスアカデミーを設立。夏場は週2回、冬場は週1回のペースで、約30人の会員にテニスの楽しさを伝えています。
羽後町で生まれ育ち、26歳でテニスを始めた今野さん。農林水産省の職員としてさまざまな地域を渡り歩く中で、仕事の合間を縫って硬式テニスを続けてきました。
「テニスは、将来にも役立つスポーツです。私自身、転勤先でテニスという趣味を通じて多くの友人ができ、彼らとは今でも繋がっています。また、一生懸命練習すると確実に上達するスポーツでもあります。県内大会も頻繁に行われていて、年間10試合以上の試合に出るUTA会員もいます。目標を立てて練習していくと実力もついてきますよ」
日本スポーツ協会公認のテニスコーチの資格を取得してからは、指導者として人を教える喜びも感じるようになったといいます。「教えた人が試合で勝ち上がっていくのはコーチ冥利に尽きる」と語ってくださいました。
実はウクレレを弾きこなし、オリジナル曲の制作も行なっている今野さん。テニス好きが高じて作曲した「テニス イチバン」はテニスへの熱量がにじむ一曲。地域の集まりやラジオにも出演するなど、音楽方面でも活発に活動してるそう。多彩な才能を活かしてマルチに活躍するコーチと、音楽談義にも花が咲きそうです。
中学生以上、誰でもOK!一から教わるテニス教室
テニス教室開講の背景にあるのが、学校教員の働き方改革とともに進む部活動の地域移行。もともと学校に硬式テニス部がなく、町内のテニス人口も少ない羽後町。しかし、地域移行にあたり羽後中学校で実施されたアンケートでは複数名の学生がテニスを希望。そこで、テニスを一から学べる場所として、硬式テニス教室の開設に至りました。
教室の対象者は羽後町民にとどまらず、町外からの参加も大歓迎とのこと。ラケットの持ち方やルールの解説といった基礎から、ボール感覚を掴むためのゲーム、ボールを打つストローク練習など一から丁寧に教わることができます。人生のどこかでテニスに挑戦してみたいと思っていたそこのあなた、今が「その時」かもしれません。
【お問い合わせ】
羽後アリーナ(総合体育館 Tel 0183-62-1323)
羽後町テニス協会(今野 090-9033-0965)
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UGONEWS編集部(地域おこし協力隊|岸峰祐)