8月某日、羽後町職場体験プロジェクト「みらいわーく」で羽後中学生がNPO法人みらいの学校を訪問。UGONEWSの取材体験をしていただきました!取材先として「菓子舗 木村屋」さんにご協力をいただき、羽後中学生4名が疑問に思ったことをそれぞれの観点でお店の人に質問をしたり、実際にスイーツを食べてみたり…。参加者のみなさんにとっても、私たちみらいわーくの受け入れ先にとっても、とても実りのある濃い時間となりました。今回は、みらいわーく全体の様子に加え、取材内容をもとに参加者のみなさんが書いた文章や撮影した写真を紹介していきます!
「取材」とは?基本を学ぶ座学からスタート!
今回のみらいわーくでは、大きく分けて「取材準備」→「取材」→「編集」という3つのステップで記者体験をしてもらいました。
まずは取材準備。お互いの自己紹介から始まり、仲を深めるところからスタート!「この体験に応募したのはなぜ?」という質問に対して、「スイーツを食べたいから」という理由が圧倒的。うん…素直でいいですね!
次に私たち団体の説明や今日の取材の流れを説明。その後、取材のコツと写真撮影のレッスンをしました。取材前の準備やメモの取り方、対話を大事にする、など基本的なことを教えていきます。みなさんただスイーツが食べたいだけではない様子、熱心に話を聞いていました(笑)。また、みかんを被写体にしてカメラで撮影したり、事前にインタビューの質問を考えたりと、実践的なレッスンも行い、いよいよ木村屋さんに向かいます!
木村屋さんでの取材スタート!
木村屋さんではご挨拶から始まり、まずはインタビューをするところからスタート!質問をしながら会話をしていくことで、事前に考えた質問以外の情報もお店の人から聞くことができました。実際に生徒たちが質問した内容は以下の通り。
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<質問(一部を抜粋)>
・木村屋さんは何年前から営業しているのですか?
・また一番中学生に人気のスイーツはなんですか?
・おすすめのスイーツはなんですか?
・新商品などのアイデアはどのように考えるのですか?
・シャリぷるの名前の由来はなんですか?また、作り始めた理由はなんですか?
・作る人は何人いますか?
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お店の基本的情報に関する質問に加え、中学生ならではの視点からの質問がとても面白い!
次に木村屋さんのスイーツの写真撮影です。ただ撮影するだけではなく、事前の座学で学んだように、光や角度を変えて撮影していきます。
撮影後は、お待ちかねの実食タイム。木村屋さんで丹精込めて作られるスイーツに参加者のみなさんも大喜び。いろいろなお菓子を食べさせてもらいましたが、「美味しいのでまだまだ食べれます!」と張り切る生徒の姿も。
お店の人にお礼をし、最後に記念撮影。参加者の皆さんも大満足で木村屋さんを後にしました。取材を引き受けていただいた木村屋さん、本当にありがとうございました!スイーツとても美味しかったです!
記事の編集作業を体験!
記者体験としては最後の工程。木村屋さんへの取材内容をもとに、編集作業を体験しました。インタビュー中に書いたメモを文章にしていきます。聞いたことをそのまま書くだけでなく、読者に伝わるように工夫しながら書くため、我々記者としても大変な作業。実施前は「難しいかな〜」と思っていましたが、すごい集中力でスラスラと文章を書いていきます。みなさんの能力の高さに驚きを隠せない我々一同…。
最後に撮影した写真の中から、どの写真を記事に使うかを選んで編集作業は終了。参加者のみなさん、お疲れさまでした!
◯「菓子補 木村屋」施設情報
・営業時間:8:00〜18:30(日曜日のみ18:00)
・定休日:月曜日
・住所:〒012-1131
秋田県雄勝郡羽後町西馬音内字本町128
最後に皆さんが書いた記事を紹介!
実際にみなさんが編集した文章をもとに記事にしてみました!写真も全て参加者のみなさんが撮影したものです。木村屋さんの紹介とともに、お楽しみください!
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【菓子舗 木村屋の歴史】
木村屋さんは明治30年(西暦1897年)からある老舗のお菓子屋さんです。建物は25年前にリフォームをして、今の木村屋ができました。
最初は「明治堂」名前で、駄菓子やまんじゅう、かた焼きパン、あめなどを作っていたそうです。生菓子は、大正時代に当時の店主が横手の「木村屋」で修行をし、販売するようになりました。今の「木村屋」という名前も、横手の木村屋からもらってきたそうです。
木村屋に食事ができるスペースがある理由は、昭和50年〜60年頃までの10年間食堂として開かれていたためです。その時に羽後中学校が開校し、学校が終わった後によく羽後中生がご飯を食べに来ていたそうです。
【お菓子作りについて】
盆踊り期間やお盆期間が一年で一番お客さんが来るそうです。お菓子を作るのは3人で分担しながら行っています。
新商品のアイデアは、雑誌を参考にして思い浮かぶことが多いそうです。また、そのときの流行りを意識して作っているそうです。
【おすすめメニューと食べてみた感想】
おすすめのメニューは「全部」だそうです。中でも人気のお菓子は「棒シュー」で、いろいろな世代の方に買われています。一番売れた日で300本くらい売れたそうです。
中学生に人気のスイーツは「シャリぷる」で、ラムネ味が一番の人気商品です。シャリぷるは、片栗粉と似ているくず粉で作っているからアイスなのに溶けません。商品名の由来は、凍っているときの食感がシャリっとしていて、溶けてくるとぷるっとするからつけたそうです。
信淵もちは食感がぷにぷにしていて、食べると中にくるみが入っていて面白い味でした。蕎麦まんじゅうは生地が柔らかく、中のあんこは控えめな甘さで美味しかったです。
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UGONEWS編集部(地域おこし協力隊|土田大和)