【西馬音内で日本三大盆踊り・風流踊りが共演】
10/4(土)風流踊り交流フェスタ

 今年は規模を拡大して開催!

例年、他の地域との踊りを通しての文化交流を目的に開催されている「にしもないde踊らナイト」。大きな盛り上がりを見せた昨年の様子は、以下の記事をご覧ください。

【取材レポート|10月5日開催】 郡上と羽後、ともに踊る!にしもないde踊らナイト

今年は羽後町町制施行70周年を記念し、「風流踊交流フェスタ」と名称を変え、例年よりもさらに拡大して開催!2025年10月4日(土)日本三大盆踊りやユネスコ無形文化遺産「風流踊」などの郷土芸能が一堂に会する、またとない貴重な機会がここ羽後町で実現します。

羽後町からは西馬音内盆踊り、元城獅子舞、仙道番楽。町外からの特別ゲストとして、岐阜県の郡上踊り、東京の高円寺阿波おどり、岩手県の鬼剣舞、そして鹿角市の毛馬内盆踊りが参加し、西馬音内を踊りで盛り上げます

イベントは二部構成となっており、第一部は羽後アリーナで12時30分に開演。第二部は西馬音内本町通りで18時から行われます。なお、第二部は雨天の場合、西馬音内盆踊り会館での開催となります

イベントの発起人は、西馬音内盆踊保存会に所属し、「にしもないde踊らナイト」の委員長も務める矢野さん。西馬音内盆踊りで築いてきた他の地域とのご縁を大切に、「踊り」を通した文化交流をはかってきました。羽後町町制施行70周年を記念して開かれる今回の大型イベント。節目となる今回のイベントについて、企画した背景、こだわりのポイントなどいろいろ聞いてきました。

これまでのエピソードや今回の見どころを聞いてみた

矢野さんたちが「にしもないde踊らナイト」の主催を務めるようになったのは2018年。それまでは町主催で、踊りを通した交流イベントが開催されており、そこでできた繋がりを活かして、“踊りで町おこしをしたい”という思いがきっかけでした。新型コロナウイルスの影響で中止になった年もありましたが、毎年様々なゲストを招待しながら、継続的にイベントを開催しています。

↑初めてイベントを主催した2018年の様子。普段着で飛び入り参加OK。来場者も参加して踊りを楽しんだ。

始めた当初は予算も少ない中、“どうすれば実現できるか”を有志で作戦を練り、実施にこぎつけたと言います。手ぬぐいを販売して自分たちで事業資金を確保することを考えたのもその時。手ぬぐいは、これまでのイベントで何度も共演した、郡上踊りの三種の神器(浴衣、下駄、手ぬぐい)の一つ。そこから着想を得た手ぬぐいは、今ではイベントのトレードマークとなっています。郡上から全国に広まったと言われる「*シルクスクリーン印刷」で、毎年メインカラーを変えながら、買ってもらえるようにデザインにもこだわる。手ぬぐいにも、他の地域のいいところを取り入れ、「交流」を意識する矢野さんの思いがこもっています。

*シルクスクリーン印刷・・・版の穴からインクを押し出して布などに柄や文字などを施すシンプルな印刷方法。水と空気以外なら何にでも印刷できるといわれている。

↑上から順に歴代の手ぬぐい。毎年目立つ色を使用するが、今年は満を持して西馬音内盆踊りの藍染め衣装を彷彿とさせる藍色。これまでで一番人気だそう!

↑郡上踊りの踊り助平たちがSNSで発信。「手ぬぐい応援団」としてインフルエンサー的にイベントの盛り上げに貢献!

本イベントの特徴はなんといっても「参加者も一緒に踊れる」という点。ステージで見るだけでは一過性に留まってしまい、リピートしてくれるかは微妙。一緒に踊ると、参加者も一体となってイベントを楽しみながら作ることができ、結果継続して交流につながる。こちらにも、“参加型”踊りの王様といわれる郡上踊りのいいところを取り入れています。実際に、西馬音内盆踊り本番やその他町で開催されるイベントなど、本イベント以外でも、郡上の「踊り助平」を中心に県外からのリピーターが増えているとのことです。

↑昨年度のかがり火天国にて、みんなde踊らナイト。盆踊りの本番会場、本町通りで開催。

町政施行70周年を記念して開催されている今年は、「見るだけでなく体験できる」という点を活かしつつ、二部制とし規模を拡大。第一部は羽後アリーナで、羽後町の郷土芸能「元城獅子舞」・「仙道番楽」に加え、ユネスコ無形遺産に登録されている「風流踊り」、「日本三大盆踊り」が共演。西馬音内盆踊りと郡上踊りは参加者も体験することができ、観覧型と参加型を組み合わせて実施します。二部は「にしもないdeおどらナイト」を踏襲し、西馬音内の本町通りで参加型で実施。雨天時以外は、西馬音内盆踊りの本番会場で「日本三大盆踊り」が実際に踊れるという点に意義を持たせています。

最後に、矢野さんから今回のイベント開催に向けてのメッセージをいただきました。

「今回は、羽後町ならではの郷土芸能が集まった企画になっているので、当日たくさんの方に来場いただきたいです。かっこいい踊りを見てもらって、楽しい踊りをみんなで一緒に踊りたいと思っています。ぜひお越しください!」

イベントの基本情報

【第一部】12:30〜16:00
 ・会場:羽後アリーナ
 ・出演:西馬音内盆踊り・元城獅子舞・仙道番楽
 ・特別ゲスト:郡上おどり、高円寺阿波おどり、鬼剣舞、毛馬内盆踊り
 ・入場料:無料(別途入場券が必要です)

【第二部】18:00〜

 ・会場:本町通り(雨天時は西馬音内盆踊り会館)
 ・出演:郡上おどり、阿波おどり、西馬音内盆踊り
 ・参加費:無料

入場無料ですが申込が必要です。当日券もありますが枚数に限りがあるので確実な事前の申込をお勧めします。

入場券のお申込はこちらから。

イベントに関するお問い合わせは、羽後町みらい産業交流課(0183-62-2111)までお願いします

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UGONEWS編集部(地域おこし協力隊|土田大和)