【4月1日ReOPEN】築130年の古民家カフェ「阿専」今年も見どころ満載

羽後町田代地区に約130年にわたって門を構える阿部家住宅。国の登録有形文化財にも指定されている伝統的な家屋をリノベーションし、今年で7周年を迎えるのが宿兼古民家カフェの「阿専(あせん)」です。今季も冬季休業を終え、2024年4月1日より営業を開始しました。

昨秋に改装工事を行いバージョンアップした家屋や新登場のランチメニューなど、今季の見どころを取材しました。

リニューアルした家屋で、新しい宿泊体験を。

昨秋のリフォームを経て変化したのが、店内奥のカフェスペースを一段上がった場所にある畳のスペース。それまで生活利用されていた畳の劣化をうけ、畳の張り替えを行いました。フチなしの畳を使用しており、畳の明るい色が開放感を演出します。

その奥には、天然素材の机と椅子を備えたサンルーム調のスペースがあります。元は板の間でしたが、こちらも畳に張り替えました。カフェのスペース拡張を目的としており、暖かさの増してくる5月下旬〜9月頃限定で開放予定とのこと。

宿としての一面もある「阿専」。宿泊利用者が食事の際に利用する部屋にもリニューアルが施されました。昔ながらの囲炉裏を高めの台で囲い、テーブル仕様に。囲炉裏を囲んで食事ができる空間に仕上がっています。

その奥には滞在用の部屋が2つ用意されています。各部屋に布団を敷く簀子(すのこ)を一台ずつ配置し、広々とした贅沢な空間に。居室の縁側では隣接する茅葺きの小屋や立派な「イチイの木」を眺めながら、ゆったりとくつろぐことができます。

角煮プレートにカルボナーラ、注目のデザートは?

魅力的な料理が目を惹く阿専のランチメニューに今季から3つの新作が仲間入り。メインメニューは味わい豊かに、デザートはスパイスを使ったケーキ…?!

  • 日替わりランチプレート(角煮)

「和っぽいランチプレートを作りたい」との阿専オーナー・阿部英之(あべ ひでゆき)さんの思いのもと、今年から登場したのが角煮をメインとしたランチプレート。これまで提供していたトマト煮込みメインのランチプレートも継続し、週替わりでの提供となるそう。

7月以降は、阿部さんの畑で収穫した無農薬野菜をふんだんに使ったプレートを提供予定とのこと。当日のメニューは阿専の公式インスタグラムアカウントにてご確認いただけます。

  • きのこのカルボナーラ

もう一つの新しいメインメニューが「きのこのカルボナーラ」。今年のオープンからまだ2週間ほどですが、すでに「結構(オーダーが)出ています」と阿部さん。パスタのメニューが気になる方はこちらも要チェックです。

  • キャロットケーキ

新登場のデザート「キャロットケーキ」は阿部さんのイチオシ。阿専のオープン当初より愛されているスパイスたっぷりのキーマカレーから発想を受け、スパイスを使ったキャロットケーキの提供を始めました。

他にもオープン当初から人気を博している「ベイクドチーズケーキ」など、定番デザートもいただけます。そば粉を使ったクレープや「そばっフル」には、羽後町産そば粉の製造と販売を行う「そば研」のそば粉を使用。羽後町の味覚を堪能できるスイーツです。

カフェ「阿専」ではライブなどのミニイベントを開催することも。昨年はNHKの番組「ふるカフェ系 ハルさんの休日」にも取り上げられ、ますます注目を集めています。

オープン以来から変わらず、若い世代から年配の方まで幅広い年代に愛されている阿専。席数が限られているため、事前に電話やSNS(Facebookやインスタグラム)のダイレクトメッセージを通じて予約しておくのがオススメです。自然の中に佇む涼やかな店内で、非日常なひと時を過ごしてみてはいかがでしょう。

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古民家カフェ「阿専」

【お問合せ】0183-67-2202
【所在地】羽後町田代字尼沢140
【営業時間】11時〜15時(ラストオーダー14時30分)
【定休日】木曜日、金曜日(臨時休業有、冬季休業有)
【席数】16席
【駐車場】8台
【各種リンク】公式ホームページ  Instagram  Facebook 

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UGONEWS編集部(地域おこし協力隊|岸峰祐)