【背尾の日常備忘録10】夏を彩る野菜の聖地

こんにちは。羽後町を舞台にシナリオゲームを作りたい協力隊員、背尾文哉です。

ようやく梅雨明けが宣言され、晴れ間も取り戻し始めています。そして、学生は待ちに待った夏休み! 去年までは自分もその立場でしたが、思い返せば、ひたすらゲーム制作に奔走する毎日だったので、案外忙しさは今と変わらなかったように感じます……

とはいえ、夏休みは学生の間だけの特権なわけで。学生の皆さんは、熱中症にはくれぐれも気を付けて今味わえる夏を全力で楽しみましょう!

備忘録10 豊沃と日光を養分に変えて

2022年7月27日(水) 天気:曇り時々晴れ 気温31度

Tシャツを肩までまくり、首にハンドタオルを巻きつける。これが私の夏日の正装だ。なんせ、この暑さである。サンサンと音でも聞こえてきそうな日差しが容赦なく降り注いでいた。ギャーギャー喚く蝉の声を聞きながら農道を歩いていくと、ピンと真上に伸びたネギの隊列が姿を現した。どこまでも規則正しく整列しているその姿に、思わず圧倒されてしまう。

アスファルト道から未舗装の畷道へ。起伏に富んだ地形には、セパレートされたいくつもの菜園が密集していた。丸々と育ったスイカやジャガイモの花弁が歓迎し、エダマメの群生地がその奥を埋め尽くす。薄い雲で溶いたような空と、彩度を落とした葉の蒼色の対比が、目に鮮やかだった。

……待ちに待った夏がやって来る。さて、今年の夏は何をしようか。そんなことを考えていると、作業を終えた軽トラックが車体を揺らして横切っていった。

【備忘録10】ではを新成地区の広大な畑地をご紹介しました。次回もお楽しみに!

グーグルマップ:

https://goo.gl/maps/kszU6hmqdhk2Jo4ZA

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撮影・執筆|背尾 文哉(地域おこし協力隊)

愛知県日進市出身。地域のイベントごとが大好きな、しがないゲームクリエイター。協力隊活動を通して得た羽後町の魅力をシナリオゲームにして発信予定。趣味はサッカーと筋トレ。