「ローカル・フロンティア人」とは?!
こんにちは。金沢大学4年生・UGONEWSまち記者インターンシップの浜本彩佳です。
羽後町での短期留学中に多くの方とお話する中で「今から○○作ろうと思っているんだよね~」「将来○○やってみたいんだよね~」という言葉を多く耳にしました。このように新しいことに挑戦・夢を追いかけてる人がいる町って、素敵だなぁと思いました。
そこで、羽後町で何かにチャレンジしている方々・今からしようと考えている方々を【ローカル・フロンティア人】と命名。UGONEWSの連載記事として、それぞれの取り組み・夢を紹介させていただきたい!と思い、この企画を立ち上げました。
UGONEWSまち記者 浜本彩佳
1人目は、道の駅うごの駅長・小坂圭助さん
現在では、年間65万~70万もの人々が利用する道の駅うご端縫い(はぬい)の郷。地元の新鮮な野菜、地元の食材を使ったジェラート、羽後町で有名な冷やがけそば(190余年の歴史がある羽後町名物の冷たいそば)などが手に入ります。また、第6回東北道の駅大賞受賞では秋田県初となる快挙。そのサポート役である駅長の小坂圭助さんにお話を伺いました。
小坂さんは羽後町出身。もともとは農協の職員だったそう。「安藤町長からお声がかかってね。」町長と農業青年時代の友人だったと話す小坂さん。道の駅の計画が持ち上がっていた時、住民からは「誰が利用するのか」「うまくいくはずがない」との声が多くあがっていました。小坂さんもその一人。「絵に描いた餅になるだけだ」と思っていたそうです。しかし、農協職員時代には経営改革に携わる仕事をしていたため本来自分が目指していた「農家の所得をUPさせたい、直接農家を元気にしたい!」との思いから引き受けました。
小坂駅長の道の駅うごにかける想い
▲道の駅うごで販売している農作物を作っている生産者の方々
「道の駅うごが大切にしていることは、沢山あります。」今回は2つお伺いしました。
1つ目は農業の活性化、2つ目は交流人口UPによる経済の活性化です。現在では175組以上の生産者の方々が道の駅で販売。また、私自身も羽後町に来て週に3回ほど道の駅を利用しているのですが、同じ顔の方も何度も見かけます。それは、「目的地が道の駅になっているから、リピーターが8割なんだよ」と教えてくださいました。次に、多くの方を引き寄せる道の駅うごの魅力をご紹介します。
▲道の駅うごで食べられる冷やがけそば(190余年の歴史がある羽後町名物の冷たいそば)
「Only oneのものをお出しすることを意識しています。」
羽後町で有名なそばを前面に押し出します。こちらのそば、実は町内でも大人気の弥助そばの店主から直伝で教わったそう。今では、いつもと同じ美味しい味が提供できており、お客さんの列も絶えません。
小坂さんにとっての羽後町の魅力って何ですか?とお聞きすると、「魅力?毎日暮らしてるからな….逆にお客さんに道の駅に来て、感じてもらう。感動していただき、自分たちも感動するんだよね。」
初めは、道の駅を作ることに怪訝そうだった住民が、今ではボランティアとして協力してくれる場面があるそう。この地域の住民が一体となって作り上げ、日々お客様に訪れてもらうため絶えず変化しています。
「一度訪ねて来た方が、また来たい!と思う道の駅を目指したい。」と小坂さんは語ります。お客様にプチ感動していただくために、店舗の綺麗さ、社員の方々の笑顔を常に意識していますとお話くださいました。
このように、美味しいいALL羽後町のものを取り揃える、お客様に対する気持ちが、多くの町民に愛される道の駅うごなんだろうなと感じました。
道の駅うご端縫の郷
〒012-1131
秋田県雄勝郡羽後町西馬音内字中野200
営業時間/9:00~18:00(11月~3月/9:00~17:00)
電話番号/0183-56-6138
休館日/元旦のみ
Mail/info@hanuinosato.jp
駐車場/普通車91台、大型車6台
その他/24時間トイレ、24時間シャワー室、公衆無線LAN、銀行ATM
ホームページ/http://www.hanuinosato.jp/
【予告】ローカル・フロンティア人・2人目は!?
羽後町職員で、NPO法人みらいの学校の活動をしている佐藤正和さんです。どんな取り組みを羽後町で行っているのでしょうか?