【新生活に希望を!】町出身者からのメッセージVol.3有明ゆのさん

新型コロナウィルス感染症対策の影響で今年度も学校行事や地域行事、イベントが中止・延期・規模縮小となり、何だかやりきれない想いが続いています。このままでは、新生活や新たなチャレンジに期待できず、消極的になってしまう方も多いのでは、、、と考えました。

そこで少しでも、これからの生活やチャレンジに希望が持てるよう、町に縁がある方のチャレンジしている姿やメッセージからUGONEWS読者の皆様に元気・勇気・ヤル気を出していただこう!と思い、インタビューを実施いたしました!ぜひ、多くの方にご覧いただき、町出身者の方の応援にもつなげたいです◎

【公開予定日追記!】新生活に希望を!町出身者からのメッセージ

Vol.3 有明 ゆのさん

アイドルグループ「さっきの女の子、」の一員として活躍中の有明ゆのさん。西馬音内と田代のハーフとのこと!中学校の陸上部で東北大会に出場した経験をいかして、フルマラソンなど身体をはった企画に挑戦。TikTokではトレーニング、ダイエット飯など毎日投稿中!
さっきの女の子、はジャジーでポップな曲が特徴で、今はアイドルに興味ない人にも届くよう、アイドルを知らない人にもハマる音楽。目標は2022年大晦日までYouTube登録者1万人!各種サブスクリプションに楽曲があるので要チェックで◎

ちなみに、「さっきの女の子、」というグループ名の由来は①、を入れることで、今後も続いていくように。理想に近づいていけるように。という想いを込めた。②ひとつひとつの曲名とつながっている。(曲名例:はまた走り出す/という物語)

・有明ゆのさんTwitter
https://twitter.com/
yuno_sakijo

TikTok
https://www.tiktok.com
/@yuno_sakijo

・さっきの女の子、

YouTube
https://www.youtube.com/
channel/UCe8prxlyNXhURyRzWgEdrmg

各種サブスク
https://www.tunecore.co.jp/
artist/that-girls

Profile
中学校時代まで羽後町で過ごし、横手市内の高校へ進学後、上京。さっきの女の子、オーディションに合格し現在アイドル活動4年目。

アイドルへの挑戦

ここからは、インタビュースタイルで書き進めます◎(以降は敬称略、記者=佐藤マサカズ、有明=有明ゆのさん)

【記者】
三輪と新成のハーフの佐藤です笑 よろしくお願いします。アイドルの方とお話するの初めてなんで緊張しています。まず初めに、アイドルになられたきっかけを教えてください。
【有明】
よろしくお願いします!もともと芸能界には小学校5、6年生から興味があったんですが、アイドルになろうと思った明確なきっかけは、私立恵比寿中学さんでした。そもそもメジャーアイドルが秋田に来てくれる機会って本当に少なくて、それまではアイドルに対して具体的なイメージを持っていませんでした。そんな時に「私立恵比寿中学秋田分校」という大型ライブイベントで来てくれた時に、心からうれしかったのと「アイドルってすごい!」と衝撃を受けました。東京を中心に活動しても、地方ではこういう風に盛り上げるんだ!って気づきました。それからは「秋田をアピールできるアイドルになりたい!」って思いました。

【記者】
なるほど!小学校から志したと決めたということですが、実際、どうやったらなれたんですか?
【有明】
実は羽後町にいたときから、秋田だけでなく東京のアイドルオーディションに応募していました。時には一次審査を通ったりはしていたんですけど、そのことをお母さんに伝えたら「高校卒業までは家にいてほしい。それが自分の夢の子育てだ。」と言われて。それから上京して、さき女の新メンバーオーディションでプロデューサーに出会って、いまの活動をしています。

【記者】
今、アイドルになられて3年くらい経つとのことですが、アイドルに挑戦して良かったこと、楽しいことは何ですか?
【有明】
挑戦の中で良かったのは、SNSの発信です。アイドルを始めたらツイッターも始めるじゃないですか。でも加入当初は何つぶやいたらいいかわかんないな…と悩んでいた時期がありました。自分の中での「さき女」のイメージや、SNSの使い方そのものがわからずに、どんどん発信自体も消極的になっていって…。
そんな中、プロデューサーさんに相談したところ「加入したばかりだから、好きなものと一緒に自己紹介した方が良いよ」と言われ、自分の中で好きなもの「秋田」だったり「私立恵比寿中学さん」だったり、さらに「ABSさんの企画で、エビ中メンバーにインタビューしにいきました!」ということを発信しました。
そしたら、当時担当だったABSの方からご連絡をいただいて、2019年に「私立恵比寿中学秋田分校文化祭」のライブに出演させていただけるまでになりました。秋田で凱旋ライブをするのが夢だったので、本当に嬉しかったです。実は「羽後町出身」っていうのも最近公表したんです。それもプロデューサーさんと相談して「出身まで出しちゃっていいんじゃないか」ってなったことも理由の一つです。

【記者】
本当にありがたいです。逆に失敗談や困っていることってありますか?
【有明】
課題としては「ライブに来るまでの導線が長い」ということです。実際、秋田在住や秋田出身のフォロワーさんは多いんですけど、ライブに行くほどアイドルが好きじゃないという方も多いです。ライブに行くってハードル高いね、って話はメンバーともしていて。なので、まずはグループ全体でYouTubeや、自分自身ではTikTokでトレーニングや食事のことを発信して、少しでも自分たちの存在を知ってもらうことから始めたいな、って。そうやって毎日試行錯誤しています。

【記者】
勉強になります。アイドルとして今後のキャリアビジョンはどんな感じでしょう?
【有明】
「秋田を盛り上げる」というのが一番上のゴールです。今回のような羽後町関連、秋田県関係のお仕事をやっていきたいと考えています。秋田は日本だけじゃなくて世界の人にも注目してもらえるとこだと思うので!
あとは、陸上部だった経験も活かして、バラエティ番組に出たいなと思ってます。個人的には「世界の果てまでイッテQ」とか出たいです笑 エベレスト登山とか。夢はでっかく持ちたいです!

羽後町について

【記者】
アイドルになって色々な周囲の目や反応があるかと思うんですが、いかがでした?
【有明】
中学の頃からアイドルになりたいと思っていたので、腹をくくって進路相談のときに先生に言ったんですね。そしたら次の日には他の先生方に知られていて、それが少し苦い思い出です笑 
その時に初めて「私って変なのかな、、、」ってなりました。実際、周りには「アイドルになりたい!」と宣言する人はいなかったので…。でも親や仲のいい陸上部の友だち、陸上部の恩師は私のことを受け入れてくれて、否定はされなかったです。今では応援してくれているので、それは嬉しいし、親には恩返ししたいなって思いますね。

【記者】
アイドルになろう!と決めてから日々の生活で大切にしていることはなんですか?
【有明】
もともと私立恵比寿中学さんが好きで、秋田にいたころは毎年、秋田分校ライブに参戦していました。実は松野莉奈ちゃんが推しメンなのですが、ある日突然、亡くなってしまって。学校の勉強も本当に手につかなくなりました。死ぬってなんなんだろうってなって。大事な人も自分も、いつ同じようにいなくなってもおかしくないと痛感しました。彼女の死や他のエビ中メンバーからも影響を受け、当時からアイドルになろうと思ってたので、後悔しないように、すぐに行動しようと思いましたし、今も心がけています。

【記者(小森)】
中高生のときからチャレンジ精神旺盛?子どもの頃からそういう性格だったんですか?
【有明】
子どもの頃から、そういう性格でしたね。もともと、お遊戯会や人前で発表するのも好きだったんですけど、目標を持たずに始めちゃいがちで…。そのころから多くの習い事やアルペンスキーもやってました。中でも唯一続いたのが、陸上競技。中学2年生くらいから東北大会にどうしても行きたかったので、そこからたくさん努力しました。その結果「努力とは?」が知れたので、今後にも活かそうと思ってます。

【記者】
チャレンジするうえで心がけていることや気をつけていることはありますか?
【有明】
さき女のプロデューサーを中心に、メンバーと報連相することです。特に相談は多いです。なにかあれば報告連絡相談!って感じで笑
そのおかげででSNSの発信力も高まって、「私立恵比寿中学秋田分校文化祭」に出演させていただいたり、今回もこうしてインタビューしていただけました。これからも周りの方を頼りながらも成長していきたいです。

【記者】
報連相ってアイドルでも重要なんですね、、、!
【有明】
ここでは立派な風に言ってますけど、実際は私自身、まだまだ報連相ができてる方ではなくて…。だからプロデューサーが私たちのことを思って日々色々と問いかけてくれています。でもそこからまた「うーん」ってなったり「全然自分のことをわかってないな」ってなったり。
でもそうやって考えていくことできっかけができて「私立恵比寿中学秋田分校文化祭」への出演につながったことがあったので、本当に報連相は大事だなって思います。

【記者】
なるほど。羽後町に関しての質問は最後なんですが、今度、羽後町に帰って来たときに楽しみにしてることはありますか?
【有明】
道の駅うごですね。中学時代の恩師であるしばじん先生のキッチンカーにも行きたいし、どりるまんにも行きたい。もし冬に帰れたら、ウィンタースポーツもやりたいですね。秋田はとにかく良い場所なので、これからもアピールしたいなって思います。次の帰省は、とりあえず食べることが楽しみです笑

これからについて

【記者】
2022年度の目標やチャレンジはありますか?
【有明】
グループのYouTubeチャンネル登録者1万人、個人ではTikTokフォロワー10万人を目標にして、もっとさき女のことを知ってもらうことです!楽曲もたくさん出す予定ですし、2022年末には楽しいツアーも…?東北でやる際は、羽後町をはじめ秋田のみなさんに来てもらいたいです!そして、私個人としては秋田や羽後町についてたくさん発信したいです!

【記者】
春からの新社会人、進学など新生活で環境の変化を迎える人たちに、生活に馴染む上での信条などあれば、教えてください。
【有明】
上京してからが初めての一人暮らしだったので、ゆで卵を冷蔵庫に保存することすら知らなかったんです…そのまま常温で保存してしまって、いざ食べようとした時「わっ!」てなって。そうやって失敗から学ぶことが多いんじゃないかって思います。
あと、東京で頑張れたのは、羽後町の家族の後押しです。「いつでも帰って来ていいから」っていうのがあって。帰れる場所があるのはけっこう大きいと思います。

【記者(小森)】
子どもたちの中には、夢を言っても良いのか、どう努力したらいいのかわかんない。人もいるかと思うのですが、その人たちへの声がけ、アドバイスがあれば教えてください。

【有明】
とにかく、行動すること。自分は親も理解のある方だったけど、環境が許さない子もいるとは思います。
高校までの自分も、思ったようには行動できなかったので、そういった制限がなくなった時のビジョンは作っておいた方が良いと思います。いずれ大人になったら選択できるので、今は落ち込まないでって言いたいです。
もし高校卒業を待たずにすぐ東京に行っていたら、秋田関係のお仕事をする機会はなかったかも、と今では思います。秋田の思い出やエビ中ライブも経験できなかった。今できることをする、色んなものを見て吸収しておくことは必要だと思います。

【記者】
最後に、羽後町の方々もコロナの影響を受けている中で、新生活や新たなチャレンジをする方々への応援メッセージをお願いします。
【有明】
羽後町は本当に良いところだし、みんな良い人だと思います。私もチャレンジのために町から出てきた身ですが、町のいいところをどんどん広めていけるように頑張りますので、なにか目標がある人は一緒に頑張りたいです!
私はこれからもっと大きくなって、秋田や羽後町のことをたくさんアピールします!羽後町の皆さんも一緒に歩んでくれたら嬉しいです!

編集後記

ゆのさんを取材して、すごく元気をもらいました。こ、これがアイドルか、、、!と笑
中学時代から死生観に触れ、後悔しないよう、とにかく行動する。そして、どうしても手に入れたかった東北大会やアイドルの夢を叶えるために並大抵ではない努力をしてきたんだなぁとインタビューから感じました。
2022年末にはツアーがある?かもしれない。とのことで、ぜひ応援しに行きましょう!
また、秋田関連のお仕事についても、ご相談に乗ってくださるとのことですので、自分も含めてチャレンジしたいと思います!ライブに行けない方々はぜひ、下記URLにアクセスして応援しましょう!

・有明ゆのさんTwitter
https://twitter.com/
yuno_sakijo

TikTok
https://www.tiktok.com
/@yuno_sakijo

・さっきの女の子、

YouTube
https://www.youtube.com/
channel/UCe8prxlyNXhURyRzWgEdrmg

各種サブスク
https://www.tunecore.co.jp/
artist/that-girls

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記者:佐藤 マサカズ( NPOみらいの学校 事務局長 / 羽後町役場から出向 )

羽後町の変態公務員。町を一番楽しみたくて色んな事に顔突っ込んでます。
私の新たなチャレンジは団体の自立とワクワクの爆発です!

インタビューサポート:小森 一太(羽後町地域おこし協力隊)