仙道地区にある地蔵院では7月30日(土)、小学生を対象とした座禅体験会【禅のつどい】が開催されました。この会は禅を通して心身の修養を図り、夏休みをより良いものにするという目的のもと催されています。今回の背尾レポートでは、協力隊で活動中の背尾が実際にイベントに参加してみて感じたことや発見などを発信していきます!
夏休みをすこやかに、楽しく過ごすために
この日の最高気温は34度。開講式の時点で、子どもたちの額には汗が……。それでも、みなさん真剣なまなざしでお坊さんのお話を聞いていました。
▲開講式の様子。
お坊さんのお話を聞いたあとは、いよいよ禅の体験が始まります。まずは入堂時の決まりごとや、叉手や仏足頂礼などの作法を学びます。お坊さんたちの所作を見よう見まねで倣う子供たちの姿が印象的でした。その後、みんなでお経を読み、いよいよ座禅体験です。
▲みんなでお経を読んでいます。慣れない言葉ばかりですが、みんな一生懸命に読んでいます。
座禅は午前と午後の二回に分けて行われました。初めは慣れない姿勢に戸惑いを見せていた子も多くいましたが、二回目の座禅ではみんなそれぞれが心を落ち着けて精神を統一していました。
▲午後の座禅。眠気にも負けず、集中を保っていました。
みんなで夏の思い出を
午後の座禅体験が終わると、楽しみにしていたレクリエーションが始まります。まずは中川文子さんによる昔語り。秋田弁で昔話を語る昔語りは、子どもたちにも大好評。秋田弁に疎い自分でもわかりやすく、撮影を忘れて聞き入ってしまいました。
▲昔語りをする中川文子さんと、それを熱心に聞く子供たち。
楽しいお話を聞いた後は、文子さんが差し入れてくださったスイカが振る舞われました。みんなで外に出て、会話に花を咲かせながらのおやつタイム。そのまま遊びに発展し、元気に走り回る子の姿も見受けられました。
▲蝉の声を聞きながら食べるスイカは格別です。
美味しいおやつを食べ終えると、いよいよ禅のつどいも終盤へと差し掛かります。堂内に戻り、子供たちはそれぞれが持参した色鉛筆を使って自分だけのお守りを制作しました。
▲世界に一つだけのお守りがたくさんできました。
今回は仙道地区の地蔵院で催された【禅のつどい】をレポートしました。子供たちが楽しみながら学べる、非常に貴重で有意義な会でした。来年も無事に開催されることを楽しみにしています!
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撮影・執筆|背尾 文哉(地域おこし協力隊)
愛知県日進市出身。地域のイベントごとが大好きな、しがないゲームクリエイター。協力隊活動を通して得た羽後町の魅力をシナリオゲームにして発信予定。趣味はサッカーと筋トレ。