住民の幸せを守る”元城獅子舞”
8月14日。西馬音内堀回にて元城獅子舞が披露されました。
始まりは朝の8時半。元城神明社に奉納後、西馬音内堀回地区一円の家々を獅子と共に回り、19時半からも元西総合センターにて元城獅子舞と元城盆踊りが披露されました。
元城獅子舞とは?
町指定の無形民俗文化財である元城獅子舞。
後継者不足から一時途絶えたものの、民族芸能や伝統文化の保存・継承を地域一丸となって進めたことで、平成14年に町指定無形民俗文化財となりました。西馬音内堀回地区一円の家々を獅子と共に回る際には、玄関口に住民の方が並び、獅子に頭を噛んでもらいます。
“獅子に頭を噛んでもらう”ことには、厄除け・家内安全・悪病退散などの力があるとされているそうです。
炎天下の中、獅子を運びながら家々を回る御一行。獅子が玄関先まで来ると、住民の方々は進んで獅子に頭を噛んでいただいていました。
この獅子を持って回る行為は、地域の方との交流や安全を確認する役割にもなっています。
地域の子供たちもこの道中に参加しており、自然と伝統が受け継がれていく姿を見ることが出来ました。
19時半からは「神舞・獅子舞」「信夫太夫」「鳥舞」を元西総合センターで披露。
獅子舞が終わった後に、獅子が会場すべてのお客さんの頭も噛んでいました。
また、これまでの演舞の中での変化が一つ。「信夫太夫」の踊り手に、今回初めての女性を起用。
地域内で今まで引き継がれてきた伝統が、次の時代に向けて新たな変化を遂げていました。
元城獅子舞は、地域の方々が大切に守られてきた獅子への思いや願いが伝わるイベント。
また、信夫太夫の舞から、長らく守られてきた伝統に新しい風が吹き込まれました。
これからの新たに受け継がれる伝統に期待が寄せられます!
プロフィール
【名前】長束 香蓮
【趣味】読書
【最近はまっているもの】居酒屋さんの卵焼き
皆さん、こんにちは!
大阪から来ました長束香蓮と言います。
生まれも育ちも大阪で、生粋の関西人です。
苗字が変わっているので、大体初めて会った人には何度か聞き返されます(笑)
町でお会いした時は、気兼ねなく下の名前でも呼んでください。