【連載企画|第2話】
ローカル・フロンティア人にインタビュー
【NPO法人みらいの学校】佐藤正和さん編

「ローカル・フロンティア人」とは?!

こんにちは。金沢大学4年生・UGONEWSまち記者インターンシップの浜本彩佳です。

羽後町での短期留学中に多くの方とお話する中で「今から○○作ろうと思っているんだよね~」「将来○○やってみたいんだよね~」という言葉を多く耳にしました。このように新しいことに挑戦・夢を追いかけてる人がいる町って、素敵だなぁと思いました。

そこで、羽後町で何かにチャレンジしている方々・今からしようと考えている方々を【ローカル・フロンティア人】と命名。UGONEWSの連載記事として、それぞれの取り組み・夢を紹介させていただきたい!と思い、この企画を立ち上げました。

UGONEWSまち記者 浜本彩佳

 

今回お話を聞くのは、羽後町役場の佐藤正和さん

佐藤正和さんは、羽後町出身の羽後町職員。現在は、2019年6月に発足したNPO法人みらいの学校の活動の中心メンバーとして町から出向。5年前、地方創生という言葉が掲げられてから、羽後町では次世代を担う子どもたちに投資を始めることに。5年で自走できる土台を作り、NPOとして引き継ぎました。

羽後町で新しい風を起こす設立したばかりのNPO法人みらいの学校。佐藤さんが行っている活動・考えを通して、佐藤さん自身のこと・羽後町の将来のことを考えていきます。

町の方からはマサカズさんと呼ばれているそうなので、こちらでもそう呼ばせていただきます。

 

NPO法人みらいの学校の活動は、ワクワクする地域の未来を作ること

――――NPO法人みらいの学校の活動を一言で表すと?

「地域のワクワクする未来を作っています。」という言葉に尽きるのかなと思います。キャリア形成サポート、国際交流、メディアPR、地域課題解決の4本柱でやっています。

 

――――今、マサカズさんが中心にかかわっている事業は何ですか?

キャリア教育です。具体的には、小学生向けの職業体験「しごとーいうご」、慶応義塾大学との協働による中高生向けのまちづくりサークル 「みらいクリエイティ部」を運営しています。このことを通して、キャリアの描き方の変革を目指しています。自分が羽後町に戻ってくるときに親や友達から言われたのは、「いい仕事につかなきゃいけない」「いい仕事って何?」と聞いたら、「役場か銀行かJAじゃない」って答えが返ってきたんです。その時は腑に落としたけど、今考えると、そもそもしごとって何だろうって思ったときに、職業だけじゃないなと思って。いいって?給料安定しているところっていうけど、それだけじゃ生きていけないと感じました。

▲こどもの町でお仕事体験「しごとーいうご」

▲高校生たちがまちのことを考える部活「みらいクリエイティ部」のことを説明している様子です。

ライフコンサルタントの記事で、働き方は4つあるということを知りました。rice-work(食い扶持を稼ぐために)、like-work (自分の好きなこと)life-work(人生をかけて) light-work(社会を明るく照らすために)それが全てそろわないといいと言えない。考え方の一つとして知ってほしい。地域のしごとに魅力を感じるのはそこなんだろうなと。そのことを伝えていけたらいいと思います。

 

ーーーー今後のNPO法人みらいの学校の活動の展開は?

今は、発足したばかりなので手広くやっています。どんどん地域の方の反応を見ながら、羽後町に必要なこと、NPO法人みらいの学校に求められている活動をしっかり絞っていきたいと考えています。

マサカズさんが持つキャリア観とは?

羽後町で新しい挑戦をし続けるマサカズさんが描くキャリアはどのようなものなのでしょう。

ーーーー羽後町でずっと暮らしたいとお話くださいましたが、なぜ羽後町でずっと暮らしたいと思うのですか?

羽後町でずっと暮らしたいなと思ったのは、憧れの近所のお兄さんがいたからです。10個上だけど面倒見がよくて、学校を通して学ぶことよりも、お兄さんを通して学ぶ社会のほうが面白かったですね。自分もあんなふうになりたいなと。あるとき、「佐藤さんが羽後町でまちづくりの活動をやらないといけない理由って何ですか?」と聞かれたときに、戸惑いました。実は羽後町にこだわる理由がなかったんです。自分が地域のお兄さんになる姿が理想だと思ったとき、周りの人を幸せにしてあげれる存在になりたいと思いました。それには、自分がむちゃくちゃ楽しむことが必要だと感じました。今はNPO法人みらいの学校の活動をすごく楽しくできています。

▲イベントの様子です!

▲普段はの様子は?

ーーーー今後やりたいことは何ですか?

副業・兼業でNPO法人みらいの学校にかかわっていきたいと思っています。今子供が2人いるんですけど、自分たちが作ったプログラムを受けてもらいたいと考えています。羽後町で、挑戦し続ける人が生まれ続けるよう頑張っていきたいです。

最後に、羽後町の方へのメッセージをお願いします!

面白いことを一緒にめちゃくちゃやりましょう!一緒に子どもたちを応援しましょう!

 

【予告】ローカル・フロンティア人材・3人目は!?

遊べる進路相談室UGOHUBを作ろうと奮闘している村岡悠司さんです。カフェにバーにゲストハウスの機能がついてる場所が羽後町に生まれます。