【UGONEWSイベントレポート】大盛況!
こどものまち「しごとーいうご2019」

参加小学生126名!しごと体験イベント今年も大盛況。

先週11月23日勤労感謝の日に羽後町活性化センターを会場に開催された、小学生向けしごと体験イベント「しごとーいうご2019」。今年は町内外から126名もの小学生が参加。またこどもたちの見守りやしごとブースの運営サポートとして、中学生以上のボランティアが94名、約20の協賛団体・企業の皆さまが参画。いつもはなかなか出会う機会のない様々な年代・職業・居住区の方々が協力しあい、大盛況のうちに幕を閉じました。

こどもたちとおとなたちの笑顔に包まれた会場の様子を、UGONEWS編集部がレポートしてきました。

しごとーいうご2019|11:30〜|入国審査スタート

初冬の寒さがありつつも晴天に恵まれた当日。活性化センターに集まった参加小学生は、町内外合わせて126名。事前に郵送されていた「こどものまちパスポート」を手に、こどものまちに入るための入国審査を受けました。
こどもたちは入国審査員に「仕事をしにきました!」と大きな声で宣言。パスポートに入国のハンコを押してもらったら、こどものまちのゲートをくぐって、さあ会場へ!

町内小学校の放課後教室で、10月末に行われた飾り付けワークショップの様子

 

ちなみにこどものまち入場ゲートやイベント会場全体を彩っていた絵や飾りは、事前に町内各小学校を巡回して放課後教室のこどもたちに描いてもらった作品。おしごとブースの看板の飾りにも活用されて大活躍していました。

しごとーいうご2019|12:00〜|おしごとスタート

今年用意されたおしごとブースは全部で29箇所。役場・銀行・税務署・警察署・消防署・病院・薬局など、実社会でも生活のインフラを支えているお仕事はもちろん、こども名探偵・ほめ屋さん・ひみつ基地など、遊び要素をプラスしたイベントならではのブースも登場。こどもたちは自分で働きたいブースを選んで「働きにきました!」と宣言してから、しごと体験につきます。


こどものまち新聞ブースのこどもカメラマンが撮影した「写真ギャラリー」より

 

過去のイベントでも女子に人気だったパティシエブースでは、本物のクッキーにホイップクリームやチョコレートをデコレーションして、思い思いのデザインのケーキを調理。完成したケーキはお隣のキッズカフェのメニューとして提供されました。
一方男子に人気のブースは建設会社・警察官・消防署など。本物の働くクルマに乗車したり、消防・救助活動を体験できるお仕事。建設会社ブースでは、現役の作業員さんと一緒にパワーショベルを操縦して雪寄せ作業を体験していました。

今年初登場のゲームプログラミング・ひみつきちは、特に高学年のこどもたちに大人気の様子。「ゲームプログラミング」の運営は、東京大学教育サークルの学生たち。「ひみつきち」は大阪から参加してくれたボランティアメンバーが運営をサポート。
どちらも羽後町みらいの学校事業とのご縁で、今回わざわざ東京・大阪から足を運んでくれたそう。実際にパソコンとプログラミングソフトを使ってゲームを作ったり、土地や資材(ダンボールなど)を購入して基地を広げていく内容など。知的好奇心を刺激するお仕事体験に、こどもたちも大興奮でした。

しごとーい2019|13:30〜|納税額達成⇨お楽しみブース登場!

こどもたちから集まった税金が目標額を超えると、ふたつの「お楽しみブース」が登場!隠されていたステージの幕が開くと、現れたのは「エンタメステージ」。こどもたちがステージで歌やピアノ演奏、縄跳びなどの特技を披露すると、観客からのチップが集まる仕組みです。
最初は物怖じしていた子も、勇気を持ってステージに立つ友達の姿をみて奮闘。恥ずかしがりながらもステージで歌やピアノを披露して会場を盛り上げ、多くのチップをゲットしていました。

次に登場したのが「駄菓子屋さん」。町内企業さんからの協賛で集まったお菓子やジュースなどが買えるブース。終了前にはタイムセールなども行われ、お仕事をして貯めたお金を持ったこどもたちの行列が絶えないようでした。

しごとーい2019|14:30〜|出国審査⇨おつかれさまでした

しごとーい開始から約3時間ほど。1年に1度開催されるこどものまちも、そろそろ終了の時間。こどもたちは仕事で稼いだお金を銀行に預けてから、しごとーいを通して感じた「働くこと」「しごと」「社会の仕組み」についての問いをカードに記入。
出国審査で納税チェックを受けてから、パスポートにハンコをもらって出国。ゲートの周りにはボランテイアの皆さんがアーチを作り、笑顔で「またね」とハイタッチしながら参加者を送り出していました。

こどもたちが全員無事に出国したのを見届けてから、ボランティアの皆さんで記念写真をパチリ。会場の後片付けを終わらせたあとは、道の駅うごに会場を移してお疲れ様会が行われました。

年代も職業も居住地も違うボランテイアの方々と、町内外の協賛団体・企業さまのご協力によって運営された、こどものまち「しごとーいうご」。実行委員のメンバーは「こどもたちにとっては、いち早く働くことや社会の仕組みについて興味を持ってもらい、前向きにチャレンジしようとする知的好奇心を育てるイベントとして。おとなたちにとっては、地域間の人材交流や他業種交流を目的として、今後も様々な展開をしていきたい」と話していました。

UGONEWSではこれからも、こどものまち「しごとーいうご」の動向に注目してレポートしていきます。

::::::::::::::::: イベントデータ ::::::::::::::::::::

開催日|2019年11月23日(祝)
会場|羽後町活性化センター
主催|NPO法人みらいの学校
後援|羽後町・羽後町教育委員会
協賛団体・企業|
秋田エプソン 秋田銀行 秋田電装 羽後病院 羽後町建設業協会 羽後町交通安全協会 菓子舗木村屋 コーリヤマ 湘南香料 特別養護老人ホームひまわり苑 日本調剤羽後薬局 バザール西馬音内店 北都銀行 道の駅うご端縫いの郷 湯沢雄勝広域市町村圏組合消防署羽後分署 湯沢警察署羽後交番 湯沢税務署 JAうご JAこまち(五十音順)

 

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取材・記事|UGONEWS編集部