参加小学生82名。しごと体験イベント今年も大盛況！
先週12月26日（日）冬休み最初の日曜日、羽後町活性化センターを会場に小学生向けしごと体験イベント「しごとーいうご2021冬休みスペシャル」が開催されました。
今年はコロナ感染予防対策として参加人数を制限。それでも羽後町を中心に、県内在住82名もの小学生が参加してくれました。またこどもたちの見守りやおしごとブースの運営サポートとして、中学生以上のボランティアが約40名、約20の協賛団体・企業の皆さまが参画。日常ではなかなか出会う機会のない様々な年代・職業・居住区の方々が協力しあい、大盛況のうちに幕を閉じました。
こどもたちとおとなたちの笑顔に包まれた会場の様子を、UGONEWS編集部がレポートしてきました。
しごとーいうご2021｜11：30～｜入国審査スタート
前日からの大寒波の影響で、今季1番の積雪と寒さで迎えた本番当日。親御さんの送迎のおかげで活性化センターに集まった参加小学生は、町内外合わせて82名。事前に郵送されていた「こどものまちパスポート」を手に、こどものまちに入るための入国審査を受けました。
こどもたちは入国審査員に「仕事をしにきました！」と大きな声で宣言。パスポートに入国のハンコを押してもらったら、こどものまちのゲートをくぐって、さあ会場へ！
こどものまち入場ゲートやイベント会場全体を彩っていた絵や飾りは、これまで町内各小学校を巡回して放課後教室のこどもたちに描いてもらった作品。おしごとブースの看板の飾りにも活用されて大活躍していました。
しごとーいうご2021｜12:00～｜おしごとスタート
今年事前に用意されたおしごとブースは全部で20ブース。銀行・税務署・警察署・消防署・病院・薬局など、実社会でも生活のインフラを支えているお仕事はもちろん、アクセサリー工房やクラフト工房などのものづくりブース、エンタメステージやこども名探偵、レゴ遊びを使ったまちづくり屋など、遊び要素をプラスしたお楽しみブースも登場。こどもたちは自分で働きたいブースを選んで「働きにきました！」と宣言してから、しごと体験につきます。
今回こどもたちに人気の的となったブースは、キッズカフェ&キッチン、そして初登場のEスポーツ道場。キッズカフェ&キッチンでは、本物のミニドーナツにホイップクリームやトッピングをデコレーションして、思い思いのスイーツを手作り。完成したドーナツはお隣のキッズカフェのメニューとして提供されました。
初登場となったEスポーツ道場は、まるで本物のEスポーツ大会のような本格的な会場作りに、こどもたちの興奮は最高潮。ゲーマーだけではなく、大会を支えるカメラマンや実況者など、バックヤードのスタッフの仕事もお手伝いしていました。
他にも消防署ブースでは、実際の救急車の中に入って人命救助の方法を教えてもらったり。アクセサリー工房やクラフト工房、おもちゃ工房では、準備された材料を使ってお店でも販売できるようなアクセサリーや革細工、手作りおもちゃを夢中になって制作していました。
しごとーい2021｜13:30～｜納税額達成➡︎開業ブース登場！
今回のしごとーいでは、基本的に15分間ごとに給料が5トーイ発生して、10トーイにつき1トーイの税金が税務署に天引きされる仕組みになっていました。こどもたちから集まった税金が目標額を超えるとステージの幕が上がり、自分で好きなお店がオープンできる「開業ブース」が登場！
開業ブースは初めての取組みだったので、運営のおとにゃん達はうまく出来るのか不安いっぱい。でもそんな心配もすぐに吹き飛びました。開業ブースが登場してすぐに、開業希望者が殺到！ものづくり工房で作った商品仕入れて販売する雑貨屋さん、町内企業さんからの協賛で集まったお菓子を仕入れて販売するお菓子屋さん、くじ引き屋さんなどのオリジナルショップが続々オープンしていきました。終了前にはタイムセールなども行われ、お仕事をして貯めたお金で買い物をするこどもたちの行列が絶えないようでした。
しごとーい2021｜14:45～｜出国審査➡︎解散
しごとーい開始から約3時間ほど。1年に1度開催されるこどものまちも、そろそろ終了の時間。こどもたちは仕事で稼いだお金を銀行に預けて、出国審査で納税チェックを受けてからパスポートにハンコをもらって出国。ゲートの周りにはボランテイアの皆さんが大集合して、笑顔で「またね」「がんばったねー」という言葉と拍手でこども参加者を送り出していました。
年代も職業も居住地も違うボランテイアの方々と、町内外の協賛団体・企業さまのご協力によって運営された、こどものまち「しごとーいうご2021冬休みスペシャル」。コロナ警戒レベルを考慮して夏休みから延期になっていましたが、無事にトラブルなく終了することができました。
主催のNPO法人みらいの学校を中心とした運営スタッフは「こどもたちにとっては、働くこと・給料をもらうこと・税金のこと・自分の頑張りで楽しむことなどなど、社会の仕組みについて興味を持ってもらい、前向きにチャレンジしようとする知的好奇心を育てるイベントとして。おとなたちにとっては、地域間の人材交流や他業種交流を目的として、地域の教育インフラとして根付かせていきたい」と話していました。
UGONEWSではこれからも、こどものまち「しごとーいうご」の動向に注目してレポートしていきます。
::::::::::::::::: イベントデータ ::::::::::::::::::::
【開催日】2021年12月26日（日）
【会場】羽後町活性化センター
【主催】NPO法人みらいの学校
【後援】羽後町・羽後町教育委員会
【協賛団体・企業】
秋田エプソン株式会社 秋田指月株式会社 羽後高等学校 羽後町建設業協会 羽後町交通安全協会 NPO法人アーツセンターあきた 株式会社高瀬電設 株式会社北都銀行 株式会社村田指月ＦＣソリューションズ 湘南香料株式会社 秋田工場 デジナーレ情報学研究所 としとらんど 日本調剤羽後薬局 道の駅うご端縫いの郷 有限会社コーリヤマ 湯沢雄勝広域市町村圏組合消防署羽後分署 湯沢警察署羽後交番 （五十音順）
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取材・記事｜UGONEWS編集部
