【4月24日より土日限定でオープン!】
山里の恵みが詰まった季節のおもてなし料理を堪能
癒しの空間「農家キッチンあるもんで」へ

季節の御膳伝統食を味わう山の間のキッチンへ

秋田県の山間部、羽後町田代地区に2020年6月末にオープンした「農家キッチンあるもんで」は、地元に「あるもの」を使って作る伝統料理のお店です。田代村体験協議会のお母さんら5人が協力して運営しているこのお店は、オープン当初から大盛況。なんと100人以上も来店したのだとか。

立ち上げのきっかけとなったのは、羽後町の伝統的な嫁入りを再現した行事「花嫁道中」の婚礼料理を提供し好評を受けたことでした。「あるもんで」は今でも予約のお客さんで席が埋まるほどの人気ぶりで、リピーターも続々と増えているようです。

冬季期間は休業していた「あるもんで」ですが、今年の4月24日から夏季営業をスタート。予約の電話が絶えない様子に、お客さんの期待が伺えます。少しだけ落ち着いた頃を見計らって、ふらっとお邪魔してきました。

「あるもんで」は総合交流促進施設 旧長谷山邸内にお店を構えています。旧長谷山邸は本格的な木造の歴史的建造物で、母屋は明治15年、土蔵は明治35年に建築されたと言われています。歴史を感じさせる味わい深い建物の雰囲気に吸い込まれるように中へと進みます。

風情ある館内はどこか懐かしい雰囲気も相まって、座っているだけでも心休まる贅沢な時間に感じられました。

春薫る山の幸と真心たっぷりの贅沢ランチ

メニューは「季節のあるもんでランチ ¥1,100」の他に「コーヒー ¥200」と「チーズケーキ ¥100」があります。ランチメニューは月替わりのため、その時々の旬の食材を味わえるのが魅力です。この日のランチのお品書きは全9品。

厨房から聞こえるお母さんたちの元気な声に心を弾ませつつ、たまたま同じタイミングで来店したお母さんたちと雑談をしていると、15分ほどで御膳が登場しました。

「私も写真を撮らせて~!」と厨房から走ってくるお母さんの満足そうな笑顔にほっこりとしたところで、あたらめて御膳とご対面。旬の食材と料理が所狭しとお盆に並んでいます。どのお品からいただこうか迷いましたが、ひときわ美味しそうに輝いて見えた山菜の天ぷらからいただくことに。この日は「さし」「こしあぶら」「すぎなとゴボウ」「いたどり」などの天ぷらでした。サクッとした軽い食感に、一口食べると山菜の薫りがふんわりと鼻に抜ける美味しさです。

料理もさることながら、お母さんたちの元気な接客でお客さんにも笑顔の輪が広がり、終始和やかなランチタイムとなりました。

お土産に地元のお母さん手作りの「やきもち」も大人気!

お店のレジ前とレジ横には、地元のお母さん手作りの「あや子母さんのやきもち」が並んでいます。手作りならではの優しい甘さが人気のやきもちは、帰りにお土産として買っていく方が多いんだとか。来店時にはたくさん並んでいたやきもちも、帰り際にはあっという間に売り切れてしまいました。ぜひ見つけたらドライブのお供にいかがでしょう。

最後におまけ情報。お客さんからの問い合わせが多い大人気メニュー「蕎麦膳」に関しては、今後も不定期でメニューとして取り入れるかどうか検討中のようです。「あるもんで」を訪れる楽しみがまた一つ増えました。

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農家キッチン あるもんで

【お問合せ】090-7796-0991(阿部)
【所在地】羽後町田代梺71(旧長谷山邸内)
【ランチ営業】11時〜14時(ラストオーダー14時)
【営業日】4月29日〜の土曜日・日曜日(冬季期間は休業)
【席数】約40席(コロナ対策として席数を減らす場合もございます。)
▶︎お支払いには現金・PayPay・飲食店応援クーポンなど各種クーポン券が使用できます。

 

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記者:UGONEWS編集部