こんにちは!現在羽後町に滞在して羽後高校で活動している、大学3年生の奥井紗里奈です。今回は去年の11月に開催された「SFCオンライン留学」というイベントについて、ご紹介します!
3日間の慶應大生体験!SFC留学
3年前から、羽後高校の1年生を対象に「SFC留学」というイベントを開催しています。初年度は慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(以下、SFC)がある神奈川県藤沢市で実施し、昨年度と今年度は新型コロナウイルス感染拡大の状況を鑑みて、オンラインとオフラインを融合した「SFCオンライン留学」という形で実施しました。
▲2019年度、藤沢市で行われたSFC宿泊研修(SFC留学)の様子
3日間の中で羽後高校生は、大学教授による講義を受けたり、大学生と共に研究活動に励んだり、研究発表をしたりします。そのような活動の中で、高校生が馴染みのない「大学」という文化に少しでも触れて、その経験から自身の興味を深めること、視野を広げることを期待しています。今年度のSFCオンライン留学の一部をぜひご覧ください!
研究会活動
SFCのカリキュラムの特徴として、「研究会」というものがあります。SFCには約180個もの多種多様な研究会が展開されています。大学生は自分の興味・関心に合った研究会を選択し、教授や仲間と共に学び合い、切磋琢磨しながら、研究活動に励みます。
今年度のSFCオンライン留学では、大学生6名がそれぞれの研究会を開講し、掲げられた研究テーマを基に高校生と大学生で研究活動を行いました。2日目には、約30名の大学生と研究会ごとにインタビューをしたり、一緒に研究活動を行う時間もありました。
〜「音楽で「表現」を究める」研究会〜
この研究会では、音楽・日常表現・アニメ・ダンスなどの様々な表現に触れ、向き合いながら、自分なりの表現方法を見つけ、表現することを目的に活動しました。
参加した高校生からは、「自分を表現するのに恥ずかしい気持ちはいらなくて、自分が思うままにやった方がより相手に伝えられるのかなと思った。」や「自分の好きなことで表現することが大切だということを学んだ。」などの感想が上がりました。
〜「「幻の島」を設計し、ツアーを企画しよう!」研究会〜
この研究会では、皆の理想を擦り合わせながら1つの「幻の島」を設計し、他の人に島の魅力を伝えるためのツアーを企画する活動を行いました。
高校生からは、「意見をみんなでだしあっていくことの大切さと、いろいろな人の意見を聞くことによって視野を広げられました。」や「今までは、人がやってから自分が行動する感じだったけど、自分から積極的にできた。」などの感想が上がりました。
皆で話し合いをして、協力しながら、1つのものを創り上げる過程を楽しんでくれたようです。
この他にも「ジモトのみらいを考える」研究会や、「オリジナルピクトグラムをデザインしよう」研究会などがありました。
3日間を終えて
3日間の気付きや学びに対して、「実際に大学のような講義をしたり、大学生といろんなことを話し合ったりして、あっという間の3日間だった」、「自分のことを知ることができたし、いろんな人と話すことができた」、「自分の意見を述べることができた」などの感想が見られました。
この3日間のイベントでの経験や学び・気付きをぜひ今後の生活に活かしていって欲しいと思います。
記者:奥井 紗里奈(慶應義塾大学3年)
神奈川県大和市出身
2021年9月から羽後町に滞在中。
羽後町や羽後高校で毎日楽しく活動しています☆