【イベントレポート】農家キッチンあるもんで『冬季おさらい料理教室』を開催!

2月14日(火)、農家キッチンあるもんでによる『第二回 冬季おさらい料理教室』が開催されました。会場は中央コミュニティセンター1階の調理室。料理教室は全三回を予定されており、それぞれで羽後町の郷土食の作り方を学ぶことができます。講師は、田代地区の旧長谷山邸で農家キッチンあるもんでを営んでいる地域のお母さん方。あるもんでで実際に提供されたお膳料理の中から、「教えてほしい!」と要望のあった数品を三回に分けて作ります(なお三月に開催予定の第三回は、すでに応募が定員に達しているため、参加者の募集はしておりません)。

【農家キッチンあるもんで】
2020年より営業開始。田代地区の旧長谷山邸の座敷部分を活用して営業している農家レストラン。地元の野菜や山菜をふんだんに使った季節の料理が振る舞われます。読んで字のごとく”あるもん(あるもの)で”作られる御前料理には、町内外にたくさんのファンがいます。
営業期間|4月~11月末
営業時間|土・日のみ営業 11:00~16:00(無くなり次第終了)
住所|〒012-1241 羽後町田代梺67-3

▲農家キッチンあるもんでの季節の御前(一枚目)と料理を作られているお母さん方(二枚目)

【節分の日にちなんで。豆尽くし】

二月は節分の月。これにちなんで、冬の時期に作られるお豆料理をおさらいしました。この日の参加者は12人。4つの班に分かれて調理していきます。

▲まずは食材の下準備から。調理にかかる時間や油の使用の有無によって、調理の順番が効率化されています。

▲調理の手順はその場で、大まかに。レシピ本や精緻な秤は必要ありません。

▲火加減や代用品、美味しく仕上げるコツなどは実演を交えながら教わります。

▲次々と料理が出来上がっていきます。自然で家庭的な盛り付けが郷土食の特徴でもあります。

▲調理の合間に使い終えた調理器具を片付けていきます。その手際のよさは見ていて気持ち良いものでした。

いざ、実食。

そして、待ちに待った実食の時。お盆の上には色鮮やかなお皿たちがズラリ。見ているだけで食欲がもりもり湧いてきます。

▲お盆に並んだ色鮮やかなお皿はすべてが豆料理。デザートには、お手伝いに駆けつけてくださった盛光さんの手づくり『酒粕ババロア』。いずれも優しい味付けで、素材本来の旨味を堪能することができました。

【この日のメニュー】
①黒豆ごはん
②五目煮豆
③黒豆なます
④大豆のかき揚げ
⑤呉汁

☆漬け物
☆盛光さん 酒粕ババロア
☆内野さん 自家焙煎コーヒー

▲また、今回は特別に地域おこし協力隊の内野さんが自家焙煎のコーヒーをサービスで提供。こちらは、豆は豆でも”コーヒー豆”です。

今年が初めての開催となったこの料理教室ですが、参加希望者の募集を開始したところ即座に定員に達したそうです。長い歴史を誇る西馬音内盆踊りのように、各家庭の郷土食もまた、形を変えながら受け継がれていく文化財といえるのかもしれません。この先、是非とも毎年の恒例行事となってほしいものですね。

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記事|UGONEWS編集部