【新連載|第3弾】
羽後町内をチャリで巡る女子大生突撃取材!
「羽後麦酒」編

西馬音内本町通りの羽後麦酒へ行ってきました。

第2弾でご紹介した蔵しこのオーナーの渡辺さんへの取材後、「この裏でビールを作っているよ~」と教えていただきました。「この裏に、そんな工場みたいなところあったかな??」向かってみると、ワインバー蔵しこの裏に建物があります。「えっ、ここでビールを?」横の道を進んでいくと、、、ドアのところにシールが貼ってあります、「羽後麦酒」!(うごばくしゅ)

=羽後麦酒の基本情報==========

秋田県羽後町にある唯一の地ビールを作っている工房。2017年8月にスタート。今では、羽後町の食材を使ったビールを20種類以上展開。道の駅うごでは地元の方からもお土産としても大人気の商品となっています。秋田県内のイベントに多数出展。

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代表の鈴木隆弘さんが出迎えてくださいました。

▲ワインバー蔵しこ横の通り。あの奥の建物です。

 

 

羽後町でビールを作ろうとした鈴木さんの想い

扉を開けると、そこは12坪ほどのスペース。すぐにビールを作っている機械が目に入りました。この機械は何に使うんですか?「麦汁を作るために、使って。」「ここでは、冷凍庫に入れて酵母を入れる。」と工程をおって説明くださいました。

10年以上前からビールをやろうと思っていた鈴木さん。ずっとやろうとは考えていたけど、お金がない、知識がない。ビールを作りたいといっても、周りは田舎でうまくいくわけがないとの声があがっていたそうです。

 

「やっぱりビールは大手さんのイメージしかなフルーツ使ったり、ハーブ使ったりということを知っている人は少ない。でも、5・6年発信を続けたら少しずつ応援してくれる人が出てきた。」そして、2017年8月に羽後麦酒はスタートしました。

――――そもそも何でビールをやろうと思ったんですか?

旅がもともと好きで、本業にしようと思っていた時期があって。エッセイを書いたり、冒険家かな。でも先を考えるて、非日常が続くとつまんなくなるな。そんな旅の目線で羽後町を改めてみると、美味しいものは沢山あるのに、飲み物がない、お酒がないと気づいて。羽後町のビール、全国の人も一緒に盛り上がれるビールを作りたいと考えました。

――――日本酒、ワインとかは考えられなかったんですか?

凝り性だから、ブドウから考える。そしたら、何十年もかかるなと。日本酒だったら、羽後町にはもう酒蔵がない。日本酒だったら300年かかるな。

――――ビールを作られる以前は何をやっていたんですか?

革製品を作ることを。モノづくりという観点からみると同じだからね。ビールは、自分で発案できるところ、お客さんに直接お会いできることが嬉しい。

――――新たに始められて、ビール造りはどうですか?

毎日壁の連続。でも、クラフトビール業界はみんなで盛り上げようとしているから、どこにいっても勉強させてくれる。でも、羽後町でやってるから、人の仲が良いところだったり、ちょっと目線を変えたら、良いところが沢山見えてくるからいいよね。

▲代表の鈴木さん

羽後麦酒のビールのコト・今後のコト

今では、20種類以上の地ビールを作っています。羽後町の枝豆を使ったもの、食用菊だったり。おススメは?とお聞きすると、「全部、おしています!それぞれに食べ合わせが違うから、塩気の強いものには、これ。甘いものには、これ。」

田舎のおじいちゃん、おばあちゃんが飲みやすいビール。炭酸や苦みが苦手な女性にも飲みやすいビールを目指しているとお話くださいました。「半年前にね、おじいちゃんがさ、ベルジャンホワイトの話をしてたのが嬉しかったな~」ビールの種類は基本3種類。ペールエール、ゴールデンエール、ベルジャンホワイト。各々ペールエール1番、2番など数字で示しています。「俺は2番が好きだ。」「私は1番。」という会話をしてもらえたら嬉しいとお話くださいました。

羽後麦酒はどこで購入できるのでしょうか。直接、この場所では販売していません。道の駅うご・羽後町内の酒屋さんで手に入ります。(羽後麦酒のホームページ/ショップリストより)鈴木さんの想いとしては、やっぱり羽後町は人の数が少なく、お客さんの取り合いになってしまうから。羽後町内の各地で飲んでもらえたら。

今後の展望をお聞きすると、「日々勉強。」との答えが返ってきました。もっともっと美味しくなる予感です。

羽後麦酒は、秋田県内のイベントに多く出店しています。イベントの詳細は、羽後麦酒Facebook、Twitter、Instagramで随時更新中です。


羽後麦酒

〒012-1131

秋田県雄勝郡羽後町西馬音内字本町109旧みそ蔵棟

電話番号/0183-56-7890

ホームページ/https://ugobakushu.jp/

【予告】チャリで巡る突撃取材・第4弾のスポットは!?

次回は、羽後町で開店当時、1時間半待ちの大人気ラーメン店「BASSOどりるまん」へ突撃してきました。