新型コロナウィルス感染症対策の影響で今年度も学校行事や地域行事、イベントが中止・延期・規模縮小となり、何だかやりきれない想いが続いています。このままでは、新生活や新たなチャレンジに期待できず、消極的になってしまう方も多いのでは、、、と考えました。
そこで少しでも、これからの生活やチャレンジに希望が持てるよう、町に縁がある方のチャレンジしている姿やメッセージからUGONEWS読者の皆様に元気・勇気・ヤル気を出していただこう!と思い、インタビューを実施いたしました!ぜひ、多くの方にご覧いただき、町出身者の方の応援にもつなげたいです◎
Vol.1 塩谷 祥加さん
2021年UGONEWSでもミスジャパンへの挑戦を取り上げさせていただきました、塩谷祥加(しおやひろか)さん。
Profile
中学時代まで羽後町で過ごし、その後、横手市の高校、都内の大学へ進学。現在は広告代理店に勤務。
ミスジャパン2021にチャレンジし、見事トップ17入り。
ミスジャパンへの挑戦
ここからは、インタビュースタイルで書き進めます◎(以降は敬称略、記者=佐藤マサカズ、塩谷=塩谷祥加さん)
【記者】
挑戦のきっかけ(理由)について教えてください。
【塩谷】
大きく2つあります。
①塩谷祥加という個人をもっと世に知ってほしいという想い。私自身の持つ考えを公けにして、一人でも多くの人に元気を与えたいと思いました。
②地元羽後町、秋田を全国に向けてPRしたいという想いがあったからです。
この2つはミスジャパンに出場することで叶えられるのかなぁって。
【記者】
素晴らしいですね。ミスジャパン参加前後で自身の変化はありましたか?
【塩谷】
内面と外見で変化は大きかったですが、これも2つあります。
①情報発信するクセがつきました。今まではひたすらインプットして学ぶことがメインでしたが、今回たくさんアウトプットする機会となり、色んな方とのつながりが増えました。自分を表現する習慣づけの重要さについて知ることができ、今も積極的に情報発信するようにしています。
②性格が変わりました。これまでは他人との比較から、劣っている点が気になったり、人を羨むことも多かったのですが、ミスジャパンへの挑戦を通して他人と比較をしていては成長できないことを学びました。自分自身のなりたい理想にベクトルを向けることで、自分自身と向き合う時間が増えたことで日常的にもポジティブ思考が増え、気持ちの持ち方が変化しました。
【記者】
自分を変えるほどの大きな挑戦だったということですね。挑戦してみて、役立ったこれまでの経験はありますか?
【塩谷】
社会人経験は役立ちました。会社員として働きながらミスコンに挑戦する人は少数派です。ミスコンでも最低限のマナーやスケジュールの組み方、自己管理がとても重要。基本的なことを会社員生活を通じて身につけていたことは役に立ったのかなと思います。
【記者】
なるほど。社会生活の基礎が大学・会社勤務で身につくといったことですかね。今回の挑戦での苦労や困難について、その乗り越えることができた心がけについて教えてください。
【塩谷】
ウォーキングやスピーチの練習を積んでいくことが心理的な負担でした。ミスコンは「これをすれば絶対勝てる」というものがなく、自分のなりたい姿を研究し、その理想に近づくことが必要だったため、手探りで進める部分が多かったです。日頃からプレッシャーを感じ、マイナスに感じることをいかにプラスに変えられるか、という自分との戦いで大変でした。
ですが、多くの方の応援があったからこそ乗り越えることができました。今回の挑戦は自分のためでなく、自分が成長した上で周囲に還元したいという想いがありました。SNS上でも多くの人が応援してくださっている感覚は常にあって、心が折れてしまったら自分を応援してくださる方々に申し訳ない、その気持ちを無下にしてはいけない。と考えて乗り越えられました。
【記者】
素晴らしい考え方ですね。挑戦を続ける日々の生活で大切にしていることは何ですか?
【塩谷】
一番大切にしているのは、思いやりです。色んな挑戦をしてきた中で、挑戦ができたのは自分ひとりではなく、家族や友人、地元の方々など色んな方々の支えがあったからこそだと考えています。ゆえに常日頃、関わっていただいた方々には思いやりと感謝の気持ちを伝えることを意識しています。
羽後町について
【記者】
話は変わりますが、最近は羽後町に帰ってきましたか?
【塩谷】
最近はコロナの影響で帰れてないです。帰ったら冷がけそばや羽後町の食材を食べる事を楽しみにしてます!
【記者】
羽後町での思い出や印象に残ってるエピソードなどありますか?
【塩谷】
かなり色々あるのですが(笑)保育園か小学生のころにアルカディア公園になべっこ遠足をしたことが印象深いです。東京では自然に囲まれた環境で食事をすることは無いし、なべっこを作る習慣もないので。
【記者】
羽後町や周りの環境がこうなったら良いな。と思うことは?
【塩谷】
都内で生活していると、町の良い情報が全然入ってきません。町には食や自然など魅力がたくさんあります。まだまだ伝えきれてないと思うので、自分自身も情報発信の一助になりたいし、町の方々が「羽後町を外に伝えたい。」と思うくらい、もっと町を好きになって欲しいです。
【記者】
羽後町でも春から進学・就職などで新生活での環境の変化を迎える人たちもたくさんいるが、生活に馴染むうえでの心がけがあれば教えてください。
【塩谷】
この状況下では少し難しいかもしれませんが、私は友達を自分から積極的に作りに行くというのを大事にしています。受け身の姿勢だと何も変わらないと考えます。だからこそ、自分から動いて積極的に声をかけたり、色んなコミュニティに所属して、とにかく色んな人に会ってみてほしいです。
【記者(小森)】
羽後町時代(子どもの頃)にしたチャレンジってありますか?
【塩谷】
子どもの頃は、やる前から諦めてしまうことが多くて、、、一番のチャレンジは大学受験でした。高校時代に進学先を選ぶ時に先輩大学生の話を聞く機会があり、自分の進学先を決めることができました。その目標に向かってひたむきに勉強したことで、大学受験に成功することができました。この経験で、すぐにものごとを諦めていた自分を変えることができたと思います。、すぐにものごとを諦めていた自分を変えることができたと思います。地域ではどうしてもコミュニティの中で完結してしまう場合が多いですが、面白い取組や他の地域へ目を向け、あらゆる人と関わる機会があれば子どもの頃からチャレンジできる環境になるのではないかと思います。
これからについて
【記者】
ミスジャパンの次のチャレンジって何か考えられてますか?
【塩谷】
女性がより輝ける社会づくりに貢献したいと思っています。例えば、挑戦する女性の後押しになるような活動やフェムテック(女性が抱える健康の課題をテクノロジーで解決する商品やサービス)の開発に協力するなどしていきます。
【記者】
なるほど。女性活躍の必要性が高まっている今、色んな場面で引く手あまたになりそうですね。塩谷さんが挑戦を通じて描いているご自身の将来像・理想像は?
【塩谷】
やりたい仕事をやりながらも、社会貢献などを通じて、女性のロールモデル(生きる指標)のひとつになりたいと考えています。ライフステージでの困難(育児と仕事の両立など)を自分自身も克服し、「こういう生き方もあるよ。」ということを発信することで多くの女性が輝ける社会づくりに繋がれば嬉しいです。そのためには、もっと影響力を持った人間になりたいです。
【記者】
この記事の本質部分なのですが、新たなチャレンジや環境に臨む時に心がけていることは?
【塩谷】
まずは目標を決め、目標から逆算して、ひたむきに努力すること。
私の成功体験は前述のとおり大学受験で、この大学に入りたいと心に決め、色んなことを犠牲にして勉強を優先し、しっかりと取り組んだ結果、目標を達成することができました。この経験は勉強だけでなく様々な分野に応用できると実感しています。
挑戦は時には報われないこともありますが、絶対にその過程で学ぶことはたくさんあるし、努力した分の結果は何かしら出てくるものです。挑戦すると決めて一歩踏み出すのはとても怖いし、踏み出したところで、目標に向けて継続することは非常に難しいです。結果が出るとも限らないからこそますます不安になりますが、挑戦する過程は絶対に人生の糧になります。恐怖や不安は乗り越えて、まずは一歩前に踏み出してみることが重要です。まずは一歩踏み出してみてください。
【記者】
塩谷さんスゴいっす、、、最後にPRしたいことや、町の皆様へ伝えたいことを教えてください。
【塩谷】
コロナが落ち着いたら秋田に帰って、もっと秋田を知ってもらうための活動や、女性活躍推進などのお手伝いをさせていただきたい。と思ってい ます。
色んな方と関わって、地元をより良くするために活動をしていきたいので、みなさんとお会いすることを楽しみにしています。
編集後記
塩谷さんには、ミスジャパンの記事を書いて以来、道の駅うごでのイベント開催などの企画を提案しておりましたが、昨今のコロナウィルスの状況を鑑みて、なかなか実現できずにいました。
今回のインタビューでもわかるように、女性の活躍や秋田・羽後のPRについて積極的に参画したいという想いがありましたので、引き続き色々な場面でのご活躍が期待されますっ
また、機会を設けてトークをお聞きしたい、、、!
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記者:佐藤 マサカズ( NPOみらいの学校 事務局長 / 羽後町役場から出向 )
羽後町の変態公務員。町を一番楽しみたくて色んな事に顔突っ込んでます。
私の新たなチャレンジは団体の自立とワクワクの爆発です!
インタビューサポート:小森 一太(羽後町地域おこし協力隊)