【協力隊NEWS】
羽後流コロナ対策!記事と動画でまとめてみた

羽後町地域おこし協力隊の小森です。

新型コロナウイルスが世間を騒がせていますね。緊急事態宣言が全国的に発令され、秋田県内でも16件(記事執筆時点)の感染例が報告されています。

テレビ番組やニュースサイトで飛び交う情報に、気疲れすることも多いかと思います。「とりあえずマスク着ければいいでしょ」なんて人もいるかもしれません。でも、そうやって甘く見てる我々のもとに、コロナの魔の手は忍び寄るんです…

今回は

1.新型コロナウイルスの何が恐いのか

2.最低限どんな対策をとればいいのか動画付

3.詳しい情報はどう集めればいいのか(参考リンク付)

をまとめてみました。

オリジナルの羽後流コロナ撃退法ムービーも掲載しているので、ぜひ御覧ください。

1.新型コロナウイルスの何が恐い?

クラスター感染のイラスト

既に新型コロナウイルス(*以下Covid-19)の影響で普段の仕事や生活に大きな支障をきたしている方も多いかと思います。ですがまだ感染例数の少ない秋田県では、その「病気としての恐ろしさ」はあまり理解されていないかもしれません。

「インフルエンザとどう違うか」を考えるとわかりやすいです。大きく違うのは次の3点です:感染が判明しにくい・感染が早い・致死率が高い

感染が判明しにくい

Covid-19の特徴として、「感染者の2割近くが無症状であること」、「感染してから症状が出るまでの潜伏期間が最大2週間にも及ぶこと」が挙げられます。一般的な季節性インフルエンザの場合ですと、潜伏期間はたったの2日です。ですからインフルエンザの感覚で「感染者が近くに出たから、気をつけよう」では時既に遅しである可能性が高いんです。

アメリカ・ニューヨーク州の例を見てみましょう。26万人強(記事執筆時点)もの感染者を出したニューヨーク州では、元々は「感染の疑いのある者のみ」検査をしていましたが、クオモ州知事の要請により4/20から「大規模な抗体検査」を実施しました。すると驚くべきことに、被験者の13.9%(人口に当てはめると270万人相当)がCovid-19に感染していたという結果が出たのです。
(参考リンク:GIGAZINE – 新型コロナウイルス感染者数が想定を上回る約14%の可能性がニューヨーク州の検査で発覚、死亡率は推定より低い0.5%か

それだけ多くの無症状・無自覚感染者が感染拡大を招いたため、被害が甚大化したと言われます。一方で韓国や台湾のように大規模・無作為な検査を実施した国においては、感染拡大が早期に鎮圧化したケースが多いです。

感染が早い

Covid-19患者一人あたりの感染数はおよそ2~2.5人と見られます。これは、もしも何の対策も取らなかった場合には、1人の感染が10周回ると感染が2000人以上へ拡大しているという計算です。さらに感染が判明しにくいことが、Covid-19の水面下での拡大に貢献してます。

致死率が高い

一般的なインフルエンザの致死率がおよそ0.1%なのに比べて、Covid-19の致死率はおよそ1-3%(記事執筆時点)とされています。さらにワクチンの開発まで最低1年はかかると言われており、そもそも数ヶ月で解決される状況ではないんです。専門家や論者の中には「最終的には人類の2-6割が感染する」「長い目でウイルスと共生していくしかない」という見方も出てきており、アフターコロナやWithコロナという言葉による私たちのライフスタイルの見直しも提唱されています。

(参考リンク:Vox – コロナウイルスはインフルエンザより悪質だ

 

2.どんな対策をとればいい?(動画付)

感染症予防のイラスト文字(まとめ)

ではどうやって感染拡大のリスクを極力下げることができるのでしょうか?一番大事なのは、「自分もかかっているつもりで行動」して、水面下での感染拡大リスクを断ち切ることです。そのためにできることは:

  • とにかく手洗い消毒(参考リンク:Vox – どのように石鹸がコロナウイルスを殺すか
  • 目・鼻・口をさわらない
  • 飛沫を飛ばさない(マスク・布でくしゃみ)
  • 「3密」を避ける(換気の悪い密閉空間・多くの人の密集する場所・近距離での密接した会話)
  • 2メートルの対人距離をあける

です。
「そんなに覚えられない」なんていう人は、安心して下さい。

羽後町地域おこし協力隊では、羽後町流コロナ撃退法の啓発ムービーを作りました。羽後町に700年以上伝わる「西馬音内盆踊り」は、日本三大盆踊りにも数えられ、亡者踊りとも呼ばれる妖艶で優雅な舞いで有名です。その踊りの一種である「がんけ」のリズムに合わせたムービーとなってます。

 

羽後流コロナ撃退法:「がんけで脱3密」編

 

羽後流コロナ撃退法:「がんけで手洗い20秒」編

 

 

3.詳しい情報はどう集める?(参考リンク付)

情報が多すぎて困る方も多いと思います。ここでは筆者チョイスの記事を、見やすさ丁寧さの2つの基準で揃えてみました。

 

見やすいデータベース

国内の状況:

日本国内の新型コロナウイルス (COVID-19) 感染状況追跡

Yahoo! – 新型コロナウイルス感染症まとめ

世界の状況:

新型コロナウイルス感染の現状(ロイター)

 

解説が丁寧な記事

山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信

wired – 新型コロナウイルスは、いかに感染し、そして重症化するのか? 

朝日新聞 – 「ウイルスは撲滅できない」福岡伸一

松岡正剛の千夜一冊 – ウイルスプラネット

 

各種公式情報

首相官邸 – 新型コロナウイルスへの備え

厚生労働省 – 新型コロナウイルスについて

美の国秋田ネット – 新型コロナウイルス感染症について

厚労省による手洗いポスター

WHOデータベース

ジョンズ・ホプキンス大学データベース