【取材レポート|11月26日開催】「西馬音内新そばまつり」3年ぶりの対面開催!打ちたての新そばを堪能

前日に初雪を迎え、気温もマイナスに近づいた11月26日(日)。活性化センターで西馬音内新そばまつり2023が開催されました。

昨年までは新型コロナウイルス対策のため、センター外でそばを受け渡すドライブスルー形式を採用していました。今年は活性化センターを貸し切り、蕎麦打ちの実演をみながら、できたての西馬音内そばを実食する形式に。限定500食の提供とあって、10時30分の開始時間前から会場外には行列が。

ユネスコ無形文化遺産である西馬音内盆踊りのパフォーマンスも行われ、賑やかなお囃子と舞いに箸を止めて見入りました。

できたてのそばを提供すべく生地に向かうのは、西馬音内そば協会の会員の方々。来場者数は昼時点で250名を突破。そばを打つ手にも疲れがみえるかと思いきや、一糸乱れぬ集中力でそば作りに身をそそぐ姿に職人魂がひかります。

今年の新そばまつりには、探究学習「羽後学」の食部門に所属する羽後高校生がボランティアとして参加。

事前準備ではイベント広報のためのポスター作成や道の駅「そば道場」での蕎麦打ち体験をつうじて、西馬音内そばへの理解を深めました。当日は会場で、配膳や清掃を行いました。

事前に蕎麦打ちを体験した羽後高校2年生の伊藤理功さんは、「大変だし時間もかかるけど、美味しかった」と魅力を語りました。同じく羽後高校2年生の鈴木陽介さんは、「会場いっぱいにお客さんが来てびっくりした」と会場の盛り上がりに驚いた様子。主催者の西馬音内そば協会の方の声かけにも柔軟に応じながら、にぎわう会場の運営を支えました。

◎西馬音内そばとは

江戸時代から200年以上続く老舗そば屋「弥助そば」を源流として、良質な地下水が豊富であった羽後町の西馬音内地域に受け継がれる伝統の味。つなぎにふのり(布海苔)を使用したコシのある麺が特徴で、冷たく甘い汁にそばを入れた「冷がけ」で提供される。

西馬音内新そばまつりは、地域有志による「西馬音内そば協会」が新そばを提供するイベントとして年1回開催しており、県内外からファンがつどう。

【問い合わせ】
羽後町観光物産協会
TEL 0183-55-8635

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UGONEWS編集部(新人地域おこし協力隊|岸峰祐)