【11月23日|イベントレポート】
大盛況!しごとーいうご2023②

先日、開催の様子をお伝えしました。大人気小学生職業体験イベント「しごとーいうご2023」。今回はアンケート結果の集計結果、振返りの記事となります◎ぜひ、色んなご意見お寄せください!

【11月23日|イベントレポート】 大盛況!しごとーいうご2023①

参加者アンケート結果

前回のしごとーいうご参加者への優先案内、町内小学校へのチラシ配布などにより集客。流行の感染症など体調不良での欠席も少なくありませんでしたが、町内外から82名に参加いただきました。

こちらは、ほぼ例年どおり。女の子、2,3,4年生の参加が比較的多くなっています。これまではなかった初参加の数がリピート参加の数を上回る変化も生じています。


アンケート結果(N:22)によれば、参加経緯についてはほとんどがチラシによるもので、学校や他父兄からの口コミによって参加につながったケースもあります。参加前の子どもたちはポジティブな感情を持つ子が多かったようです。

問7ー1.お子さんがしごとーいで特に楽しいと話していたブースはどこでしたか?という問いに対しては、
eスポーツ道場5票、花屋3票、お菓子屋さん、ダンス、パン屋さん、自分で開業したお店屋さん。といったように、人気ブースに加え、開業したことが楽しかったと言ってもらえて、感動です◎開業ブースは9店がオープンし、駄菓子屋さん、くじ引き屋さん、雑貨屋さんなど、それぞれのオリジナリティが存分に発揮されました。

問9.イベントを通じて子どもたちにとって学びになったことはなんだと思いましたか。という問いに対しては、
・親への感謝、尊敬 ・自分の好きな事で、働く楽しさ。 ・中学生の姿が印象に残っているようでした。
・自分も来年、中学校になったらやってみたい!と話していました。 ・中学生ボランティアは大変よい機会だと感じました。
・親から離れて自分で考えて行動することで、自立心や自信がついたように思う。
・お金を稼ぐことの大変さ、自分の稼いだお金で物を買う充実感?、お店開業のためには何が必要か、友達と協力することの良さ、たくさんの職種の学びがあり、将来の仕事の幅が広がる、実際働いている人の意見を聞くことが出来る
・今までは周りの人や先生から誘導してもらって行動していた事が多いと思いますが、自分で周って探してお目当ての所に行くと言うのも良い経験になったと思います。
・トーイを貰うために働く又は体験してもらうだけでなく、税や預けると言う今までやった事の無い別のお金の流れ方も知れた事だと思う。トーイ預けて来たー!と話していてまだ遊びの段階だとは思いますが日常でそういう言葉が飛び交っていずれ大きくなった時に自然に出来るようになったら苦手意識も少なく金銭管理もできるかな?と期待してます。
・職業の内容はもちろんのこと、知らない人との接し方、わからない場合の対応など、自分がしたいことは自分で行動しないと何も始まらないことが分かったと思います。

肯定的な意見が圧倒的に多く、中には中学生の参画に関する意見も。このイベントが目指したい「子どもたちの、子どもたちによる、子どもたちのための、イベント」に少なからず近づいている。と確信をしております。

しごとーいうごへの満足度も例年同様に高い数値をいただきました。ぜひ、また次回も来年開催したい。と考えております!

問13.最後にしごとーい全体についてご意見・ご要望・ご感想があればおしえてください。という問いに対して

・『ブースがすくなかった〜』『花屋さんなかった〜』『買いたかったけど買えなかった〜』『トーイ残っちゃった〜』『楽しかった〜』『また、来年も行く!』『今度は全部使ってくる!』と。
・湯沢の方でもやってみたい!という方がいらっしゃいました。
・せめて300円くらいに参加費を見直してあげてほしい。
・中学生にも職業体験となり貴重な経験だと感じます。様々な職種の方々の協力を得ながら、来年度また盛大に開催できることを期待しています。
・親元を離れて参加するイベントなので不安はありましたが、知っている中学生もいてくれた事で、安心して参加する事ができたようです。小学生と中学生との交流が出来る場というのがすごくいいなと思いました。
・写真だけではなく動画もアップしていただけると臨場感や子供達の表情もわかりやすく見れるのかなとおもいました。
・帰宅後の我が子から聞いた事ですが、ボードゲームの対戦相手がいなくて探していたら、自分はアナウンスするつもりじゃなかったのにマイクで相手募集しますとしゃべった。と話してきました。子供達のやりたい事に代わりに探してあげるなど全部リードするのでは無く、背中を押してあげるようなお手伝いもしてくれるんだなと私は感じたので嬉しく思いました。これは他の困り事が起きた時にも自分で解決出来るように自分で行動を起こせるようになるきっかけになるのでは、と思います。アナウンスしてみよう!と声をかけてくれた方、ありがとうございます。
・「羽後高校×慶應義塾大学SFC」で「しごとーい」に新しい風を吹かせてもらいたいです。
・申込みが完了したのかどうかわからずメールが来るまで不安でした。申込み出来ているか確認する方法があればいいです。

などなど、次回開催の参考になる、ご意見を多くいただきました。

ボランティアアンケート結果

しごとーいうごはボランティアの皆様の参画が非常に大きな成立要件となっております。今回は67名の方に参画いただきました◎

羽後中学生、協賛団体の皆様方に非常に多くの参画をいただき、ほとんどが初参加。羽後中学生の中には小学生時代に参加した子が19名。そのうち、昨年度もボランティア参画していただいた方も8名と本当に嬉しい限りです。また、以下はアンケート結果(N:13)です。


例年よりもブースに対する満足度は高くなっており、羽後中学生の参画度合い、意欲が高かったためではないか。と思われます。

問8.しごとーい(子どもたち)の活動を通して、自分の働き方や社会とのつながりに学びになったことがあれば、お書きください。という問いに対して

・年下の子との交流がほぼなかったのでいい経験になった
・分かりやすく説明することや年齢によっての説明の仕方の工夫などをしれたし、ブースで連携して行うことの大切さを知れた。
・自分の職業選択を考えるきっかけになった。
・準備作業も経験でき、良かった。
・子供相手だけど、社会に出て、人に説明とかするときの対応の仕方とかをこの活動を通して学べました。また、この活動をしてみて将来どの仕事に向いているのか自分の得意なことを知ることができました。

といったように参画者ご自身にも多かれ少なかれ良い影響があったものと思います。


問11.最後にしごとーい全体についてご意見・ご感想があればおしえてください。

・小学校時代から参加させてもらい、初めて主催者側に立ってやることができ、また違った喜びや楽しさがあったようです。きっと、小学生で経験した体験したことが、ボランティアにも進んで参加してくれるのではないか?と思います。小学生にもっと参加してもらえるような工夫や魅力を中学生からもアピールしてもらえると違うかな?と。
・実際の写真を添付した広告、プリントにしてはどうか?
・貴重な体験をありがとうございました。子どもたちで成り立たせる事は素敵なアイデアです。
・小学生もだけど中学生向けや大人向けを作ってみても良いと思う
・私はボランティアとして参加してみて、子ども達と楽しく仕事について学ぶことが出来たのがよかった。私は子どもと触れあうことが好きなタイプだけど、言葉遣いや丁寧さなど体験していく中で考えながら接することが私にとってとてもいい経験になった。
・湯沢横手エリアの子どもたちにも同様の体験を(決してクオリティーを落とさず。大切にすべきユーザーはあくまで小学生たち)
・いい活動だと思います。子供たちにとっても運営する人もいい経験ができたからです。
・来年はまたパワーアップしてしごとーいを続けて欲しいなと思います。

プロジェクトU振り返り

地域おこし協力隊:黒田により、羽後中学校の総合学習の時間「プロジェクトU」参画メンバーによる振り返り(当日)を実施しました

☆GOOD
●困っている子に声をかけることができた
●参加の子どもたちの意見を取り入れながら実施できた
●使ったことのない機材にチャレンジできた
●話したことのない人と話すことができた
●参加の子どもたちが楽しんでくれたので、自分も楽しめた
●参加の子どもたちのやりたいに対応できた
●参加の子どもたちが考えることができるように声掛けした

★BETTER
●内容を決めるのが遅くなり、(提供する)仕事の内容が確認不足だった。
→早めに内容を決めておくことが必要だった
●物品リストへの漏れ、仕事全体の流れの確認不足。
→事前に流れの確認をしたら改善できただろう
●学年にあった難易度を考えるべきだった(クラフト工房)
●予定よりも人数を多く受け入れてしまい、回すのが大変だったので、待ってもらうなどの工夫が必要
●自ブース企画内容の人気不人気があり、おもしろさの検証が必要だった(科学研究所)
●企画した体験内容の実施時間が長くかかった。(反対に、短かったもあり)
→内容の精査・リハーサルなどが必要
→新しく仕事を考えたり、仕事手順を変更して対応した
●働く人とお客の割合がうまく取れないときが多かった→働く人にもお客をしてもらったりで対応(カフェ)
 (つづく)
●受付混雑があり、待ちの順番が分からなくなった→受付を置くことが必要だった(eスポーツ道場)
●ブースに威圧感があり、怖がられたので、ブース自体をかわいく飾った方がよかった(警察)
●受け入れ時間がバラバラで管理がしづらかったので、何人かで一斉に実施したらよかった(菓子屋)

担当者編集後記

しごとーいうごは2018年(2017年度は全県の実行委員と共催)から独自開催をし、2019年はminiも合わせて2回、2020年は新型コロナウィルス感染予防のため開催を断念。2021年,2022年と1回ずつ開催し、2023年は通算7回目。開催日時や内容を変えながらも、のべ600名もの小学生にご参加をいただきました。今になって思うと、2017年に6年生だった子は今年、高校3年生。実社会に飛び立つ子もいるでしょう。常に開催する際に心がけているのは、
「こどもたちの何のためになっているのか。」

もしかしたら真に問われるのは、これからなのかもしれません。が、これだけは言えます。
「まだまだ進化の途中だが、毎回、真価に近づいている。」

開催を重ねるごとに大いに迷い、試し、失敗・成功を繰り返してはおり、まだまだ物足りない。という方もいらっしゃいますが、確実に前進しております。

もしかしたら、この先、すさまじい成果を上げるかもしれませんが、それは「しごとーいうごに参加したことのある子による改革」だと信じています。これは決して他力本願なわけではありません。参加したことがあるかないか、によって「子どもたちの何のためになっているのか。」が証明されるから、と考えます。

子どもと同じよう、大人も夢見て良い時代です。大人が夢を追う背中を見て、子は成長すると考えます。ぜひ、しごとーいうごを変える世代をともにつくりましょう。次回も参画をしていただけると大変、嬉しく思います。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございます◎

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NPO法人みらいの学校 事務局
佐藤マサカズ