今年で7回目の開催となる小学生向けの仕事体験イベント、しごとーいうご。今年は羽後町内外から80名超の小学生を迎え、活性化センターで3時間にわたって開催されました。
イベントには、約50名のボランティアが参加。羽後中学校の総合学習「プロジェクトU」のメンバーが中心となり、小学生が体験するブースの企画や運営をおこないました。当日は地域のおとなたちも加わり、こどもの町のアドバイザーである”おとにゃん”として子どもたちを見守りました。
しごとーいうごのはじまりは入国審査から
整理券順に、おにぎりをかぶった”おとにゃん”からこどものまちについての説明・オリエンテーションを受けます。事前に送付されたパンフレットを手に、説明を聞く参加者のこどもたち。
説明が終わると、いよいよ入国審査へ。こどものまちのゲートをくぐると、羽後中学生のおとにゃんが入国審査。
「今日は何をしにきましたか?」
「仕事をしにきました!」「働きにきました!」
イベントに来た目的を元気いっぱいに答えられたら、入国スタンプを押してもらえます。ついに、こどものまちへ入国です!
入国審査が終わったら、おしごと体験スタート!
今回は21個のおしごとブースが登場。すぐにやりたい仕事を見つけてブースにつく子、会場を回りながらどのブースに入ろうか考える子。それぞれが思い思いにおしごとを体験していきます。ここでは、当日の会場の様子の一部をご紹介します。
[しょうぼうしょ]水消火器を使った消火訓練やAEDでの救命行為を体験
[けいさつしょ]制服を着て、敬礼の練習をしたらこどものまちをパトロール
[放送局]ブースのPRをしたり、取材したことをアナウンスしたり
[クラフト工房]色とりどりの素材を組み合わせてフォトフレームづくり
[e-スポーツ道場]ゲームの体験だけでなく実況やeスポーツ選手のなり方を体験
しごとーいうごならでは。仕事をつくる、楽しむ!
こどものまちではお仕事体験をすると15分単位で仮想通貨「トーイ」がもらえます。働いてもらった給料は銀行へ入金されて、パスポートに残高が入ります。
トーイを使って様々な交流ができるのも楽しみのひとつ。お菓子屋さんやパン屋さんで商品を買ったり、ボードゲームをプレイしたり。こどものまちの納税額が一定額に達すると開業ブースがオープンできるシステム。貯めたトーイを原資に場所を買い、売り物を仕入れ、お店を開業する子どもたちの姿もみられます。
なごり惜しい!出国審査
楽しかった時間はあっという間。しごとーいうご2023もとうとう終わりの時。子どもたちは興奮冷めやらぬまま、おとにゃんのアーチをくぐり抜けて出国審査へ。「今日はどうでしたか?」「おしごとおつかれさまでした。」と出国審査でスタンプを押してもらって、ゲートをくぐります。「○○トーイも稼いだよ!」「○○ブースが楽しかった!」「また来ます!」など子どもたちからのうれしい声も。
しごとーい2023の最大の特長「羽後中学生の活躍」
しごとーいうご2023では、羽後中学校の総合学習「プロジェクトU」のボランティアチームのメンバーが中心となり、おしごとブースの企画から当日運営までを担当しました。イベント前日には活性化センターで会場準備を行い、当日は午前中からリハーサル。緊張した様子もありつつ、スタート後は一所懸命にこどもたちのサポートをしていました。
中学生ボランティアの中には、小学生の頃に「しごとーいうご」の参加者として体験してくれた学生も多かったのがとても印象的でした。体験する側から運営する側へと役割を変えつつ、今度は小学生たちをサポートする立場でイベントを楽しんでいるようでした。
◎今回もイベントは大成功!事前準備から当日運営まで、本当にお疲れ様でした!!!
後日、しごとーいうご2023に参加してくださった方々へのアンケートを集計し、より詳細なイベントレポートを公開いたします。そちらもチェックのほど、よろしくお願いいたします!
UGONEWS編集部