1月27日(土)、羽後町全域で冬の一大行事であるゆきとぴあ七曲が開催されました。UGONEWSでは、この一大イベントを支えた多くの立役者たちにスポットを当て、田代会場編・花嫁道中編の2回にわたって当日の熱い様子を振り返ります。
「ゆきとぴあ七曲」とは
イベント概要は以下の記事をご覧ください!
前週の様子|長持ちソリ製作、実行委員会
本番1週間前に田代地区を訪れると、地域の方々が長持ちソリ作りが行われていました。ゆきとぴあ七曲では代々受け継がれる長持ちソリを使用します。部品を組み合わせたソリに紐をくくりつければ、長持ちソリが完成。また同日の夜には田代農村総合センターでゆきとぴあ七曲実行委員会が開かれ、当日の流れの確認や調整が行われました。
前日の様子|ビッグキャンドルのスロープ作り
本番前日。七曲峠の頂上に集まったのは田代後継者会のメンバー。ビッグキャンドルへ点火する際に花嫁花婿らが登るスロープを作ります。
前日に降り積もったフカフカの雪をスコップを巧みに使いながら、足で踏み固めていきます。歴年培われた技術により、わずか30分で登りやすい緩やかなスロープが完成しました。
当日の様子①|出店準備、お堂づくり
ゆきとぴあ七曲当日。花嫁道中の到達直前まで準備が続きます。花嫁道中のゴール地点である長谷山邸の付近では朝9時集合で作業を開始しました。
七曲峠のキャンドルロードは頂上を境に役場と田代後継者会が作業を分担。キャンドルのお堂作りから点火までを行います。数キロメートルにわたる道のりに、地道に雪を積み上げていく姿が本当にかっこいい。イベント成功に向けて尽力する方々に頭が下がります。
午前中の作業が終わり、昼食のカレーで休憩。
午後からは羽後中学生と一緒にお手伝い。中学生の「願い」が書かれたキャンドルに火を灯していきます。「世の中が平和になるように」といった今の世の中を憂うような願いもありました。
準備を終えた田代後継者会の方からは、「今年は雪が少なくて大変だったが、前日の雪もあり何とかなって良かった。本番も成功させたい。」とお話ししていました。
当日の様子②|田代会場の賑わい
15時からは焼き鳥・ラーメンなどの出店に加え、民謡ショー・カラオケ大会などのステージイベントがスタート。
中でも賑わいを見せたのは「雪上バナナボート」。長谷山邸近くの田んぼをコースにして、スノーモービルで引っ張ります。スピード感がありとてもスリリングで、特に子供たちは大喜びでした。
暗くなるにつれてお客さんも増えていきます。男鹿市から来訪したなまはげ太鼓のパフォーマンスは大迫力。クライマックスの花嫁道中に向けボルテージが上がっていき…。
後編はゆきとぴあのメインイベントである、花嫁道中を中心にレポートします。
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UGONEWS編集部(新人地域おこし協力隊|岸峰祐・土田大和)