うごまちワーケーション事情File.01~働きながら旅をする京女〜

最近、耳にする方も多いのではないでしょうか、「ワーケーション」というワード。
実は羽後町でも新しい働き方・関係人口の受け入れ方として、この取組を推進しようとしています。

今回、9月7日に京都から羽後町に来て、1月末まで、みらいの学校のプロジェクトパートナーとして滞在した田中月乃さんに、気になるワーケーション事情について佐藤千晶がインタビューをさせていただきました。

月乃さんの事例をもとに、たくさんの方々に、このような働き方があるということを知っていただき、羽後町を選択肢の1つにしていただければ幸いです。
また、NPOみらいの学校では一緒に働いてくれるパートナーを全国から募集中です!

※(ワーケーションとは「ワーク」(労働)と「バケーション」(休暇)を組み合わせた言葉で、観光地やリゾート地でテレワーク(リモートワーク)を活用しながら、働きながら休暇をとる過ごし方)

田中さん自身について

月乃さん、よろしくお願いいたします。
まずはじめに、ご出身について教えてください。

京都の伏見が出身です。
近くには有名な伏見大手筋商店街があリます。

伏見大手筋商店街
▲伏見大手筋商店街( http://otesuji.jp/ )

今まで、どんなお仕事をされていましたか。

昨年まで老人施設で現場職として働いていました。
その後はアップルパイの販売スタッフ、イベントスタッフなど色々なお仕事を経験しました。


すごく色んなお仕事をされているんですね!
月乃さんの行動力の原点が分かった気がします。
そんな月乃さんが、大切にしている考え方や言葉はありますか。


とりあえず声をかけられたら行く!求められたら応える!ということを心がけてきました。
必要とされるのが嬉しいし、せっかく声をかけてもらったのだから行かないともったいないと思い、
できるだけ何でも参加するようにしていました。


必要とされたら、とりあえず行ってみる精神…
すごい!!
では、羽後町に来ることになったきっかけはなんですか。

「関係人口会議」という秋田県主催の事業に参加し、その報告会でつながった羽後町とのご縁がきっかけです。

関係人口Method of UGO

▲関係人口会議には羽後町も受入れ先として携わった。

 

羽後町でのおしごと

羽後町(みらいの学校)では、どんなお仕事をしていましたか。

和musubiのイベント集客・運営・取扱いの記事制作やふるさと納税の企業訪問同行、関係人口施策「おむすびとプロジェクト」のお手伝いをしていました。

私は特に和musubiのおしごとをしている印象がとても強いのですが、月乃さんが滞在中に関わった仕事の中で、特に思い入れのある仕事は何ですか。
やはり、和musubiの取材で町内の色々なお店に行き、お店の方々から直接、貴重な話を聞くことができたのが楽しかったです。

▲和musubiの記事制作のため道の駅駅長へインタビューを実施。 

羽後町で「もっとこんな仕事をしてみたかった」「次はこんな仕事をしてみたい」ということはありますか。
コロナの影響があるので仕方がないのですが、もっとイベントに携わって色んな人と交流できる仕事をしたかったです!

意欲的ですね!……さすがです!
では、NPOみらいの学校で「こんな事業があったらいいな、こんな事業をしてほしいな」というアイディアがあれば、お聞きしたいです。


そうですね……例えば、小さくてよいので、町の皆さんの「やりたい!」を聞いて、それを実現するイベントだったり、
町外出身の方が羽後町の魅力を紹介するツアーなどもできたら面白いと思います。

秋田県 ・羽後町の生活

秋田県内も色々回ったとお聞きしたのですが、秋田県で一番好きな場所はどこでしたか?
男鹿の寒風山からの夜景が好きです。いろんなお店にも行きましたが、お知り合いの方のお家でご馳走になるご飯が好きです。特にハタハタのぶりこが好きです!笑

寒風山山頂から見る男鹿半島を縁どる街明かり
▲男鹿の寒風山から見下ろす夜景。

羽後町の生活で一番困ったことは何ですか。
冬に出かけにくいことです…。
運転中に吹雪で前が見えなくなった時は怖かった。汗
羽後町の生活で一番印象的だった出来事を教えてください。
食べ物の味付けが甘いところです。赤飯を食べた時に甘くてびっくりしました!
秋田で出会った人の中で、印象深かった人はいますか。

みなさん印象的でしたが、中でも、道の駅の駅長さんが印象に残っています。
駅長さんの笑顔の可愛さと、町の中からと外からの目線を分けて話すことができる視野の広さにはとても感心しました。

田中さんからみて、羽後町はどんな町ですか。

行政と町の人たちのように、人と人の距離が近く、新しいものを「まずはやってみよう!」と受け入れる風土があるなど、やりたいと思ったことを実現しやすい町だと感じました。

最後に、羽後町の滞在は田中さんにとって、どんな生活でしたか。

ほとんどが私にとって初めての経験で全てが学びになりました。
私は、これまで46都道府県いろんな地域の、いろんな生活を見てきて(残すは佐賀県のみ)これから、自分の将来の幅を広げたいと思っている道の途中にいます。
なので私にとって羽後町は、人生の中の良い寄り道でした!!

それが、田中月乃のアナザースカイ。
ということで、インタビューは以上です!ありがとうございました!

編集後記

なぜ、羽後町がワーケーションに取り組む必要があるのか。それは、人口減少による地域の担い手不足を「関係人口」と呼ばれる「観光以上移住未満(地域に住んでなくても地域のしごとに携わる)」方々を増やすことが狙いです。

関係人口の方々の1つの羽後町への関わり方としてワーケーションを受入れることで、地域の方々への様々な波及効果を図ってまいります。

田中さんの例は偶然が重なった部分も往々にしてあるのですが、これからも関係人口施策を推進していくことで、町に「あら?あの人、最近よく見かけるなぁ、、、」「通りに人が歩いてるなぁ。活気づいてきたかも。」という声が聞こえることを目指していきたいと思っておりますので、引き続きご注目ください。

(NPOみらいの学校)

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記者 NPOみらいの学校
   プロジェクトパートナー
   佐藤 千晶

 

羽後町出身・在住。大学で県外進学後、就職し、関東・ベトナム・京都への居住経験を持つ。
最近、起業家やマイプロジェクトを持つ方が周りに見え始めて、なぜか焦っている。

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